imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

映画評 レビュー 「牯嶺街(フーリンチェ)少年殺人事件」エドワード・ヤン監督 1991年製作 2023年10月

今回は下書きをせずに、書きながら考えを進めてみたい。つまりダラダラ書く、という意味である。 登場人物が多く、人間関係が複雑で、しかも馴染みのない漢字の名前なのでいつまで経っても人を特定できず、ストーリーを追うのが難しかった。 鑑賞後、以下の…

人生は解けない謎だらけ 2023年9月

解けない謎は3種類ある。 1 そもそも解けない 2 難しくて解けない 3 優先順位が低くて解けない 以下簡単な説明 1 そもそも解けない 例えば、なぜ自分は生きているのか、や、人生の意味は何か、などだ。 この謎に対する態度は、他人の答えを簡単に取り入…

村上春樹「女のいない男たち」のこと 2023年9月

1968年にフランスで冬季オリンピックが開催された。そのときの主題歌は「フランスの13日」という曲で、私の人生の懐メロのひとつになっている。この曲のことはブログに書いたことがある。 https://imakokoparadise.blog.jp/archives/13250831.html 今でも時…

人生の根本の悩み 2023年9月

何のために生きているのか、と考えることはもう無いが、生きていることに戸惑うことは相変わらずある。 例えば、 若い頃の自分の記憶と今の自分との整合性の無さ。 具体的に言えば、あの若かった頃の自分が、今の自分とどうしてもつながらない。あれはいった…

地球の進化と生物の進化 2023年9月

地球が変わっていくことを進化と呼ぶのは違うかもしれない。突然変異も自然淘汰もないのだから。成長とか盛衰のほうがしっくりきそうだ。が、生物との類推で同じ言葉、進化を使おう。 地球は、宇宙も含めてよいが、時間の経過に従って、変化し続ける。その原…

プライベートを話さない人との関係 2023年9月

私がかつて働いていた職場に少し変わった人がいた。皆それぞれに変わっているのだが、その人は自分のプライベートなことを全く話さなかった。生い立ちや経歴はもちろん、家族や今の生活のことも。 ではどんなことが話題になるかといえば、芸能情報やその人の…

仮説 なぜ子供の頃の思い出は無垢さに彩られているのか 2023年9月

先日、前頭葉の発達は二十歳過ぎまで続く、という記述を見た。 子供の頃の思考能力と二十歳の時の思考能力は自分では同じだと思っていた。ただ子供の頃はまだ学習してないから、知識の量が少ないから、ものごとをあまり知らないから大人のような考え方が出来…

仮説 なぜ子供の頃の思い出は無垢さに彩られているのか 2023年9月

先日、前頭葉の発達は二十歳過ぎまで続く、という記述を見た。 子供の頃の思考能力と二十歳の時の思考能力は自分では同じだと思っていた。ただ子供の頃はまだ学習してないから、知識の量が少ないから、ものごとをあまり知らないから大人のような考え方が出来…

短い映画レビュー 「ベルリン アレクサンダー広場」 2023年9月

2020年に映画化されているが、私が見たのは、1980年にドイツで製作された全15時間のテレビシリーズである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC…

芸術作品からの学び 学問からの学び 習得方法の違い 2023年9月

学問は論理によって組み立てられている。故に、学問を習得するには理性が必要である。既知の知識を足場にして、論理的に未知の知識を延伸する。例えば足し算を足場にして、掛け算を習得する。一次方程式を足場にして、二次方程式を習得する。 当たり前だが、…

パワーポリティクスと人権 政府のパワーポリティックス選択の必然性と人権侵害の可能性 ブログ

パワーポリティックスとは、国際関係において価値、つまり理想や関係より、利益、つまり長期的に利益の最大化を重視する考え方のことである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%…

ウクライナ戦争 2023年9月

ウクライナでの戦争が終わらない。細かな動きはあるのだろうが、戦線は膠着してるようである。というか、膠着する程度に、西側は武器の供給を制限している。 https://www3.nhk.or.jp/news/special/ukraine/ 相変らずウクライナ兵とウクライナ市民とロシア兵…

エッセイ 汗ばむことは不快なのか 快と不快は設定次第 2023年9月

今年の夏も暑かった。 私の部屋には冷房が無い。だから汗をかく。 今はもう9月の半ばの晩夏である。かなり涼しくなってきた。それでも起きた時、何となく汗ばんでいる。それが気になって最近起きたら水を浴びている。盛夏にはそんなことはしなかったのに、で…

エッセイ 便所バチ ことアメリカミズアブの触角 2023年9月

先日実家に帰ったとき、通称便所バチを台所で見た。コンポストのそばでよく見かける。雑草を捨てたコンポストのそばによくいるから幼虫は植物由来の腐敗有機物を食べると思っていたが、調べてみると動物由来の腐敗有機物、具体的には死骸や糞も食べるようだ…

エッセイ 南の島でボケーっとしたい または、何もしないとはどういうことか 2023年9月

非常に忙しい毎日を送っていた友達が、南の島でボケっとしたい、とよく言っていた。実際に旅行に行って分かったことは、例えばハワイのきれいなビーチに行って、海辺に置かれた長椅子に寝そべり、コールドドリンクを注文してボケーっとしようとする。しかし…

エッセイ ナツメヤシ(デーツ)の謎 2023年9月

私にとってナツメヤシは中東を象徴する栽培植物である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%84%E3%83%A1%E3%83%A4%E3%82%B7 エジプトを11月に旅行した時、市場で生のデーツがたくさん売られていた。日持ちしないが、美味しかったので毎日のよう…

エッセイ 果物と果菜の違い 2023年8月

どちらも果肉を利用するが、甘いと果物、甘くないと野菜に分類する。分類は人の都合だが、何かアカデミックな分類の違いがあるのだろうか。 果菜とは、例えばナス、トマト、キュウリなど実を利用する野菜のことだ。 すぐに思いつくのは、果物には木本が多く…

なぜ書きたくなるのか、何のために書くのか 2023年8月

最近幾つかのレビューを書いて思ったことを書いてみたい。 レビューとは作品を通して直接感じたこと、瞬間的な心の反応 評論とは時間をかけて考えたこと 批評とは更に社会批判が加味 そんな感じだろうか。 ありていに言えば、後になるほど高級感がある、とい…

一切れのパン または心の安全基地 2023年8月

一切れのパンは、光村図書の中学校「国語一年」教科書に、1972年から1980年まで掲載されていたお話である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2…

考えると不自由になる 思考と実践の憂鬱な循環 2023年8月

考えれば、自由になる、という話はよく聞く。考えることによって、世の中の因習、つまり時代遅れの習俗から解放されて、自由になる、という意味だと思う。確かに考えることによって、自分が持っていた常識、実は偏見、を打ち破っていけるだろう。より自由に…

レビュー アメリカンビューティー 2023年8月

今更この有名な映画のレビューでもなかろうと思うが、思うところがあったので書いてみたい。 この映画は少なくとも日本ではいろいろな人が批評しているので、私が今ここで何かを言っても、後出しじゃんけんにしかならないだろうが、それを承知で書いていこう…

エッセイ スズメの子育て 人が自然環境に介入すること 2023年8月

5月のことだったと思う。近所の建物に付属した簡易屋根からひな鳥の鳴き声がしきりに聞こえてきた。一体何処にいるのだろうと、探してようやく見つけたのは、屋根の補強材として使われている、横に渡した鉄パイプの中からだった。こんなところに巣を作ってい…

エッセイ 漢詩 詩と翻訳 2023年8月

特に詳しいという訳ではないが、私は漢詩が好きである。例えば唐詩選の最初の詩、述懐 作者は魏徴で、最期の4行が共感できる。 季布無二諾 候エイ重一言 人生感意気 功名誰復論 読み下し 季布に二諾無く 候エイは一言を重んず 人生を意気に感じ 功名を誰か復…

自転車 罰則強化 2023年8月

私は自転車乗りである。20年ほど前にクロスバイクを買って以降、都内の移動はほぼすべて自転車だ。極例外を除いて歩道は一切走らない。 20年前は車道を走っていると、車に幅寄せされて、しばしば嫌がらせを受けた。自転車の走行は車道が原則である、と言うこ…

百人一首 もろともに あはれと思へ 山桜 2023年8月

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし 行尊 大意は、 修験道でひとり厳しい修業をしているとき、ふと見上げると桜が咲いている。私がそう思っているように、お前も私のことをいとしいと思ってくれ、山桜よ。お前の他には私の気持ちを知る…

百人一首 おほけなく 浮世の民に おほうかな 2023年8月

夕方、ビルに上って西を見れば、すっかり雪の解けた富士山の横に、満月であった。 非常に美しい景色である。この美しい景色のように、この社会も美しくなればいい、と思った。 おほけなく 浮世の民に おほうかな 我が立つ治世に 平安の波紋 百人一首を借用し…

エッセイ 何か食べたいのに、食べたいものが思いつかない 2023年8月

何かが食べたいのだけど、それが何かが分からない、と言うことが私にはよくある。好物をいろいろ思い浮かべるのだけれど、どれも違う。食べたくない。 結局いつも分からずじまいである。 昨日もそんな気分になってあれこれ考えながら自転車に乗って帰宅した…

エッセイ サンドイッチの話 2023年8月

何となくおしゃれな名前が付いているが、要は 簡便さを求めた食べ方である。 例えばBLTサンドイッチというのがあるが、ベーコン、レタス、トマトを均等に口に入れる為にフォークやらナイフを使うのが面倒なので、何かに挟んで一緒に食べてしまおう、という発…

エッセイ エッセイについて思うこと 2023年8月

当たり前だけれど、これは私のエッセイ観である。 エッセイとは、著者のアハ体験である。あれっ、という気付きを書いている。自分にとって目新しいものだから、人に伝えたいのである。 もともと人には固有のものの見方がある。独特の見方で世界を見ている。 …

エッセイ トルコのパンは美味しいのか 2023年8月

私はパンが好きである。休日の朝食は必ずパンを食べる。軽くトーストしてバターをつけて食べるのが好きだ。 トルコ料理は、中国、フランスと並んで世界3大料理と言うことになっている。私は永らく、この言葉は日本だけの話だと思っていたが、今回調べてみる…