深海火山に棲む細菌・古細菌 生命の起源

大陸プレートの生成分岐線には海底火山が存在し、噴火している。そこには火山噴出物が湧き出している。その噴出物のメタン・硫化化合物(硫黄を含んだ物質)を利用して、大気圏に生きる生物とは全く別の代謝で生きている生物がいる。 初めてその話を聞いたと…

博物館のレプリカ レプリカを見て感情移入できるか

エチオピアの国立博物館に行ったとき、人の進化に興味のある人なら誰でも知ってるであろうルーシーの化石と感動の対面を果した。横たわった形で安置され、透明のケースがかぶせてあった。不確かな記憶だが、説明ラベルには、レプリカと表示されていたと思う…

夢を叶えるということ ”100万本”のバラのテーマ

私は2度の帰国を含めて2014年から2019年まで外国旅行をした。 外国旅行は子供のころからの夢だった。私の子供のころは外国旅行はちょっと現実味のない話だった。旅行した人を誰一人知らなかったし、最も可能性が高そうなハワイ旅行では、飛行機のタラップを…

価値観の作られ方 価値の優先順位の決まり方

人によって価値観はさまざまである。ではその価値観、つまり価値の優先順位はどうやって決まっていくのか。 1 自分に自信がないから、人は自分に価値があると思いたい。 2 容姿や能力は人によってさまざまである。 3 以下具体的に考えていくと、 足の速い…

人生の懐メロ

15年ほど前、私にとってユーチューブがまだ歌を聞く道具だった時、アップされた曲に書かれたコメントを時々読んでいた。その時気づいたのが、私から見ると、大した歌にも思えなかった多くの歌のコメントに、素晴らしい曲だ、という評価が書かれていたことだ…

パレスチナ問題の解決法

二十年ほど前、テレビを見ていると、あるユダヤ教徒とおもわれるイスラレル人の若者のインタビューをやっていた。 いわく、世界に好かれて滅んでいくよりも、世界に嫌われても生き残ることを選ぶ、と。 どうしてパレスチナを併合するのか、に答えた文脈だっ…

コメ食文化の塩加減 おかずの塩分濃度とご飯の量の関係

東アジアや東南アジアでよくみられる、ご飯とおかずの食べ方の特徴は、混ぜ食いである。おかずを口に入れた後、すぐにご飯も口に入れて一緒に食べる。つまりおかずが塩辛ければご飯をたくさん頬張り、塩味が弱ければご飯の量を減らす。そうやって全体の塩分…

サザエさん症候群の乗り越え方

私が子供のとき、日曜日の午後六時半からサザエさんを放映していた。朝起きた時には、これから丸一日遊べるぞ、とワクワクしてたのに、サザエさんが始まる頃になると、楽しみにしていた休日がもう終わったしまう、とどんよりしたものだ。 話はサザエさんに限…

東京育ちと東京移住者 脳内マップの違い

私は三十代前半で東京に移住してきた。最初の年は東京の地名を言われてもそれがどこかさっぱり分からなかった。東京に住んでいる人なら誰でも知ってるような、雑司ヶ谷とか日暮里も全く分からなかった。地図を見ても漢字の読み方が分からなかった。福生も青…

季節は常に先行する 人は寒暖に悩まされ続ける

四季の変化は心を和ませる。春はウメ、夏はサルスベリ、これは最近のことだ。秋はヒガンバナ、冬はサザンカ。 しかし夏に向かっては、常に暑さに悩まされ、冬に向かっては常に寒さに悩まされる。5月の五月晴れには既に汗ばんで夏を思い遣り、9月の雨の日に…

ガイド本なしの旅行 モバイルなしの旅行

三十年ほど前、地球の歩き方を持たないことを自慢する旅行者がいた。旅行者から直接聞くのだと。それを聞いた私は、どちらも旅行者情報で、出どころは同じじゃないか、と思っていた。 数年前に旅行をしたとき、モバイルを持たない旅行者に出会った。私にはと…

感情と、不確実性への適応戦略

脳科学では感情(emotion)は不確実性への適応戦略であるという考え方がある。これをヒントに考えてみた。 ある出来事に遭遇した時、感情が生じて、感情とともに出来事が記憶される。強い感情を引き起こした出来事は強く記憶される。 予想外の出来事に遭遇し…

頭の中での一人会話 病気・怪我と一人会話の関係

先日、食中毒になったのだけれど、昨日気が付くと、頭の中で当時の状況を一生懸命に説明していた。あたかも誰かがいるように、説明していた。 何故そんなことをしていたのだろう。結構痛かったので、誰かに聞いてもらって、共感して欲しかったのだろう。 床…

病気になるということ 病気は人生に何をもたらすか

先日、生焼けの鮭を食べて食中毒になった。 多分原因は腸炎ビブリオだと思う。 快方に向かい、食欲が出てきた時、和食の朝食をどうしても食べる気が起こらなかった。 それから数日後の今も、サンドイッチを食べ続けている。 前回サルモネラ菌で食中毒になっ…

ホームレスと心失者

DaiGo氏がホームレスは死んだ方がいいと言ったらしい 植松聖死刑囚は"心失者"は生きている価値が無いと言った。 私の考えをまとめてみた。社会の特性 社会は全体でバランスが取れているので、ある一部が気に入らないからといって、それを除去することができ…

ホームレスは状態である

当たり前だけれど、ホームレスは生得的なものではなく、一時的な状態である。 生まれてこの方、ずっとホームレスだという社会的階層は存在しない。ところで生得的なものに対する公的な場での差別・存在否定は、例えば SNS ではアカウント停止が十分に考えら…

一部のホームレスは好きでホームレスをやっているのか

ホームレスについて語られる時、一部のホームレスは好きでホームレスをやっている、という人がいるが、どうしてそう思ったのだろう。定性性の問題 多分あるホームレスと話をした時に、本人がそう言ったからだと思う。 本人がそう言っているのだから、これほ…

性格を変えるもの 感情と態度と性格の関係

先日、岸見一郎著 'アドラー 性格の心理学’を読んだ。考えたことを書いてみたい。 始めにまずアドラーは性格をいくつかに分類している。 攻撃的なものとして、虚栄心(野心を含む)・嫉妬(羨望を含む)・憎しみ・敵意。 課題逃避的なものとして、控えめ(自分は…

物語としての映画 映画から学ぶ人生への態度

先月1ヶ月 Netflix を契約して、映画を何本か見た。 監督の意図は別にして、私から見た映画の主題について感じたことを書いてみたい。物語から見た映画の型 1 異質なものとの出会い 主人公が異質なものと出会い、 1) 摩擦が起こり、その摩擦を解消するため…

物語としての映画 映画から学ぶ人生への態度

先月1ヶ月 Netflix を契約して、映画を何本か見た。 監督の意図は別にして、私から見た映画の主題について感じたことを書いてみたい。物語から見た映画の型 1 異質なものとの出会い 主人公が異質なものと出会い、 1) 摩擦が起こり、その摩擦を解消するため…

物語と共同体の関係 共同体と感情から見た物語

いくつかの前提聞き手と主人公の関係 近ければ(ex.体験談)臨場感が強いので、内容自体はあまり問われない。遠ければ(ex.辿れない先祖や隣村の夫婦)聞き手は臨場感を持ちにくく、興味が湧きにくいので、惹きつける内容が選ばれる。 既知の場所と未知の場所も…

子供の幼い時の写真を見ると、なぜ胸が痛くなるのか

自分の息子や娘の幼い頃の写真を見て胸が痛くなった経験は、多くの人が持っていると思う。 私は長らくその原因が、ちゃんと子育てが出来なかった、という後悔から来ているものだと思っていた。 きちんと子育てできた人はこのような後悔を持つことがないのだ…

今、合意できることを合意する

保守か革新か、右か左かではなく、今すぐ合意できることをさっさと合意して実行したい。国家と国家 紛争はないほうがいいに決まってるでしょ。 ここ半年ほどのエチオピア政府軍とエリトリア軍によるティグレ地方での虐殺・強姦・略奪は市民が対象になってい…

苦は生き物の常態である

人は言語を生み出し、文字を発明して、知識を蓄積した。科学と技術を発展させ、 多くの苦い経験から、より快適な社会を創り出そうとしてきた。 今、世界を見渡せば、イスラエルは国際法に違反して、パレスチナ人の家を壊してパレスチナに入植を続けている。…

もやしをつくる 生き物を食べる

野菜の種子をまいて発芽させ、開花・結実・収穫する中で、最も心が動く瞬間は発芽した時だ。 黒い土の中から芽が出て、緑の双葉がすくっと展開する。 あんなに乾燥して、コロコロと転がっていたけれど、本当に生きてたんだな、と思う。種子を見るととりあえ…

マイブームの終わり

20年ほど前にマイブームという言葉が流行った。 確かに何かに取り憑かれたように、あることに熱中することがある。 そこまでいかなくとも、なんとなく毎日反復してしまう行為がある。 マイブームとはうまく表現したものだ。 私は、元来生野菜はほとんど食べ…

13 jours en France パリの13日間

1968年2月、フランスでの冬のオリンピックのために作られた。 作曲はフランシスレイ。 日本語訳では『白い恋人たち』で、当初はザピーナッツがカバーした。 オリジナルの歌詞はフランスでのオリンピックを唄う歌詞だが、日本語では失恋の歌詞になっている。 …

存在の不安について 何のために生きているのか 後半

存在の不安とは具体的には 1なぜ生まれてきたのか 2何のために生きているのか これに尽きると思う。向き合いかた 1 宗教の助けを借りる 宗教は世界の外側(文末参照)からの回答を提示できる。 故に、なぜ生まれたのか、何のために生きているのか、という答…

存在の不安について 何のために生きているのか 前半

普遍的な人生の悩みには、未来への不安と存在の不安の2つがあると思う。 今回は存在の不安について。 そもそもなぜ生きることは苦しいのか。 生物として摂食行為が必要、かつ社会的生物として他者承認が必要だからだ。 つまり食べ物を得るために、自己評価…

言葉の意味と事物の役割 生きる意味とは

辞書にも記載されているように、言葉には意味がある。 例えば“鉛筆”の意味は、字を書く道具だ。 しかし目の前にある“この鉛筆”の意味は答えれない。 なぜなら“この鉛筆”の存在の意味を問うことになってしまうからだ。 “この鉛筆”の存在自体には意味はない。 …