imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エッセイ AI世代X 今後の世代の名づけ方 2024年3月29日

先日、山下祐介著「限界集落の真実」という本を読んでいると、限界集落の構成世代が書いてあって、まず昭和ひとケタ世代、次が団塊の世代、最後が潜在的な団塊ジュニアの世代だった。 本書は世代論を展開していない。そして私はあまり世代論が好きではない。…

映画評 レビュー「シテール島への船出」テオ・アンゲロプロス監督1984年公開 2024年3月27日

あらすじは https://movie.hix05.com/SouthEurope/angelopoulos03.cytel.html 簡略なあらすじは、主人公アレキサンドロスの父サピロが亡命していたソ連から32年ぶりに帰国し、かつての価値にこだわり、最初は村人たちに締め出され、次に国家からも締め出され…

エッセイ 「風流 無常 一大事 」 楽しめる変化と楽しめない変化 2024年3月26日

風流とは、自然の移り変わりを感じる心性である。風流には美しさが含まれる。具体的には、 桜が咲く、散る、月が満ちる、欠ける、紅葉が散る、富士に雪が積もる、菜の花が咲く、などなど。 無常とは、自然や社会の移り変わりを感じる心性である。無常は寂莫…

エッセイ 「花散らで 月は曇らぬ 世なりせば 物を思はぬ わが身ならまし」西行 和歌 2024年3月23日

図書館の新着本のコーナーに島薗進著「死生観を問う」という本が並んでいた。宗教学者である氏の本を何冊か読んだことがあった。 この本の中に表題の西行の詩が載せてあった。西行は平安時代末期から鎌倉時代初期に和歌で活躍した僧侶である。 大意は もし桜…

エッセイ 平面ガラス 2024年3月19日

お勉強発表会である。新奇なものは何も無い。 先日 「ピータール」 という映画を見た時に、 皇太子、後のジョージ4世が乗った馬車に窓ガラスがはめ込まれてあった。時は1819年である。 群衆の一人がじゃがいもを投げつけてその窓ガラスを割ったのだ。 こんな…

エッセイ 部屋が片付いている人 2024年3月17日

私の机の上は片付いている。なぜなら、物があれこれ置いてあると、頭の中がごちゃごちゃになって収拾がつかなくなるからだ。もしくは収拾がつかなくなるような気がするからだ。 これをもう少し分析的に言うと、私は2つのことを同時にするのが難しい。自転車…

映画評 レビュー 「狩人」テオ・アンゲロプロス監督1977年公開 2024年3月13日

3時間近くの映画である。簡単なあらすじは https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E4%BA%BA_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 凡そのあらすじは、1977年の新年を祝うために集まった名成り功遂げた6人の名士が大みそかに雪原で狩りをしているとき、1949年に死んだ共産…

エッセイ 中国人の不思議 2024年3月6日

私は2014年から19年まで外国旅行をしていた。その時々に中国人旅行者にあったが、彼らにはひとつの特徴があった。 外国を旅行していると、何となく心細いものである。ひとり旅行ではなおさらだろう。気置きなく自国の言葉で、自国の常識で気軽に話したくなる…

映画評 レビュー 「再現」テオ・アンゲロプロス監督1970年公開 2024年3月1日

監督初の長編映画である。 あらすじ アルバニア国境近くのギリシャの山間の村で、夫がドイツに出稼ぎ中に、妻が村の農場警備員と浮気をする。帰宅した夫と偶然に鉢合わせ、2人で夫を殺し、遺体を埋める。 夫の行方不明が噂になり、警察が予断を持って事件を…