2022-01-01から1年間の記事一覧
最近ホットクックという自動調理器を買った。自動調理器とは、材料と調味料を投入してセットすると、出来上がりの状態に仕上げてくれる器具である。 普通の鍋でも煮物や鍋物だと火をかけておけば勝手に仕上がるが、最後にガスは人が止めなければならない。自…
自分の好きなことと自分が得意なことはしばしば異なっている。その時、どちらを選択すればいいのだろう。 別の言い方をすれば、自分の好きなことをして、もしかしたらそれほど稼げないかもしれないが、楽しく生きることと、それほど好きではないが、自分の能…
ある出来事を経験した時、それを偶然と受け止めるか、必然と受け止めるかは、時代によって違う。 前提 人は不幸にあったとき、それをたまたまだった、つまり偶然であった、とはなかなか受け入れづらい。何か理由があったはずである、と考えて、自分を納得さ…
以下の動画は私の心を刺激した。今回はただそれだけのブログである。 中島美雪 - 世情 (獻給在雨傘革命中曾並肩作戰的香港人) 日漢字幕
人はそれぞれ持ち合わせている能力が違う。ある人は歌が上手く、ある人は計算が速い。ある人は走るのが速く、ある人は物覚えが良い。 幸いなことに、周囲より上手に何かができれば気分がいいので、それが好きになる。好きになればそのことにより多くの時間を…
例えばヒヨドリである。新宿など、都市でも見かける野鳥である。食性は果実、花蜜、ひなは昆虫などである。 野鳥が必要とするのは、食事と安全な場所である。ヒヨドリの場合、公園や庭園があれば、食事は確保できる。ヒヨドリの天敵は、ヘビや猛禽類、ネコだ…
有名な和歌である。石川五右衛門の辞世の句と言われている。私は初句の存在を今まで知らなかった。 石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ 大意は、浜辺に大量にある砂がたとえ尽きたとしても、世の中から盗人になる種はなくならないのだ、…
古今集に収められている以下の和歌がある。 わが上に 露ぞ置くなる 天の河 門(と)渡る舟の かいのしずくか 詠み人知らず 大意は、 まさに露を私に置いたようだ 天の川よ その川を渡る舟の櫂から雫が落ちてきたのか である。 平安時代の作であろう。読み人…
他人が何か不可解なことや不快なことをしたとき、それをどう評価したらよいのだろうか。もしくはどう評価したらストレスを最小限に抑えられるのだろうか。 1 過去の経験を思い遣る 人にはいろいろ事情があるものである。私たちは対面した相手を無意識に自分…
先日高齢の知人が2週間ほど入院した。 その時に以下の和歌が浮かんできた。 ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき その人の心境を思い遣ったのである。 小学生のころ、かるた取りとしての百人一首に親しんでいて、おおよその意味…
1 例えば仕事で疲れた時、不快回避として、疲れを癒したい、ということを目標とする。で、帰宅して眠る、をそれを達成するための手段とする。で、その時の心構えは、効率重視の最短コースを選ぶことになるだろう。つまり最寄り駅で降りて、最短コースを歩い…
論理的には今まで書いてきたように、目的が決まらなければ、手段は決まらない。 しかし実際は手段が目的に影響を与えてしまう。なぜなら手段を実行するときに未知・偶然に遭遇してしまい、遭遇した未知が自分の知識体系に影響を与えて、世界認識を書き換え、…
例えば大目的が、夢の達成、だとする。人生の目的と言えるような最終目的である。しかしこの大目的も実は手段なのである。 普段は意識していないかも知れないが、最終的な目的は、生きていくことである。ここがすべての出発点である。 そして生きていくとき…
ネットで動画を見ていると、ある人が経済学の概念である機会損失を人生に当てはめて話していた。違和感があったので考えてみた。 機会損失とは、知識や経験不足によって本来得れたはずの利益の喪失のことである。例えば製造者が、需要の拡大を見通せず、商品…
あの頃は若かったなぁ、という今の体力や気力の低下を嘆く感慨とは別に、あの時は若かったのだ、という過去の失敗に対する感慨がある。具体的に言えば、対応を間違えて人を傷つけてしまったときなどだ。 しかし我がことを振り返ってみると、若かったから間違…
目的が決まって、そこに到達するための手段を選択するとき、途中で目的追求をあきらめないために、2つの心構えが必要だと思う。 1 100発10中 100発100中ではなく、100発10中である。ある目的を達成するためにある手段を選択した時、目的が未知の場合、その…
当たり前だけれど、目的が決まらなければ、手段は決めようがない。例えば富士山の頂上に立つ、と言う目的があるから、富士吉田まで電車で行って、駅から歩いて頂上を目指す、という手段が決まる。目的が決まっていなければ、あれっ、俺なんで今ここを歩いて…
40代の前半、足のけがをして松場杖をついていたことがある。 その時自転車通勤をしていたのだけれど、やむなく電車通勤に変えた。たかだか15分から20分の乗車だったが、満員である。初日は本当に恐る恐る乗った。窓付近は押されるのが怖かったので、座席方面…
この人生に対する態度の前提は、 1 まず、自分はおバカさんである。 2 次に、おバカさんは考えても正しい結論を導けない、だろう。 1について 時間順で見れば、始めはすべての人は知識の量が少ないという意味で、おバカさんである。その意味では小学生は…
ここでは差別を以下の概念として使う。 ある人をある集団に帰属させて、その集団にマイナス評価を与え、その結果ある人にマイナス評価を与えること。 もしくはその逆でもよく、マイナス評価されているある集団に、ある人を帰属させ、ある人をマイナス評価す…
私は子供たちを預かる施設と関りがあるのだけれど、大人たちが子供のことを思って接しても、当の子供たちはその意味を理解していない。もしくは反発して理解したくないのだろう、と言う場面を時々見かける。 自分が子供のときを振り返ってみると、父親に、世…
よく知られていることだけど、知らず知らずのうちに私もその罠に落ちているので、再確認したいと思う。 人が判断をするとき、以上の行為をしていると思う。 1 まず自分の目の前にたくさんの事実(正しいとされる論理も含む)があって、判断をするのに必要だ…
私は植物が好きで、ベランダで植木鉢を利用して植物を育てているのだけれど、大きめの植木鉢ひとつは特に手を加えないでそのままにしている。今年の夏は、メヒシバとエノコログサが盛大に育った。 ベランダの植木鉢を見ていると、時間がたつのも忘れて、没頭…
今回のコロナ騒動で、日本の後進性が浮き彫りになっているが、そのひとつに給付金が手元に届くのに時間がかかったことだった。ネットで申し込むより、郵便で申し込んだほうが早い、と言うこともあった。 その遅さの最大の理由はマイナンバーカードに銀行口座…
毎朝私は瞑想をしているのだけれど、始める直前、面倒臭いな、と不穏な感情が頭をよぎることがある。 で、面倒臭い、と言うことについて考えてみた。 まず面倒臭いとはどういう時に感じるかと言うと、したほうが良いのは分かっているけれど、したくないとき…
以下のような人たちとはすべてとは思わないが、私が感じるオートキャンパーについて書いてみたい。 私は山でテント泊をするのが好きで、以前はよく山梨方面に出かけていた。そこでオートキャンパーを見たり、動画を観たり、話を聞いて思うことがある。それは…
表題を何かの隠喩と思って読もうとしている方、それは勘違いです。これはガチの表題です。 「愛と悲しみの果て」と言う映画を観たことがあるだろうか。1985年公開の、ロバート レッドフォードとメリル ストリープが主演のケニアが舞台の映画である。撮影もケ…
先日の朝にコーヒーを淹れたのだけれど、予想以上に美味しく入っていた。瞬時に思ったことは、この焙煎豆を1トンほど確保して一生この美味しいコーヒーを飲み続けたい、だった。 しかしこれは不可能である。まず何よりも、焙煎豆は生き物である。刻々と香り…
あの人は独創性がある、などと世間でよく表現される、独創性とは、頭の中では具体的にどんな作業がされているのだろうか。 人は或る物を幾つもの集合に分類している。例えば、目の前にひとつのコーヒーカップがあったとして、まずこれをコーヒーカップ、とい…
サザエさん症候群とは、日曜日の夕方にテレビ番組の「サザエさん」が始まると、またこれから一週間が始まるのか、と憂鬱な気持ちになること、である。 もう20年ほど前のことである。新宿のパン屋でパンを焼いていたことがある。早朝に出社して、昼過ぎにはパ…