imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

2024-01-01から1年間の記事一覧

エッセイ 勘違い「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」高村光太郎? 2024年4月24日

この歌を長らく高村光太郎の歌だと思っていた。光太郎が、精神疾患になった智恵子と房総半島に療養、滞在した時、すっかり変わってしまった智恵子を嘆き悲しんだのだ、と思っていたのである。実際は石川啄木であった。 人生勘違いだらけである。勘違いとはミ…

エッセイ タイの友人 2024年4月21日

私には1990年に知り合ったジョフというタイ人の友達がいる。タイの農家でホームステイをしてみたい、と思い、偶然知り合った農家の息子だ。私とほぼ同じ年である。 初めて滞在した時は1ヶ月ほどいたと思う。家族同然に扱ってくれた。東北タイ(イサーン)の…

エッセイ 私の昭和「ブルーライトヨコハマ」 2024年4月21日

今でもごく稀に、いしだあゆみの「ブルーナイトヨコハマ」を口ずさむときがある。 https://youtu.be/xqgqRI0fjXM?si=b0-oPL3GDx9O1N4R 本作は1968年末にレコードが発売され、1969年に爆発的に売れた。1969年大晦日のレコード大賞の作曲賞を受賞している。私…

拡張現実モバイルゲーム 「 お城でゴー」 2024年4月21日

私はコンピューターゲームに全く詳しくない。と言うか、ドラゴンクエスト1しかプレイしたことがない。 が、ポケモンゴーが発売されたとき、その拡張現実を面白いと思った。 私は城下町が好きである。また戦国時代の攻城戦に興味がある。というのも特別の武…

エッセイ ブログという落書き 2024年4月18日

かつて大学のトイレは落書きで溢れていた。もちろん猥雑な記述もあったが、真面目に書かれた政治的記述もあった。学生運動勧誘の文章もあったと思う。 不特定の人たちに自分の書いた文章を読ませるためには、かつては出版か、ビラとして配るか、壁新聞、落書…

エッセイ ヨーロッパの広場 2024年4月17日

映画「ピータールー」のブログからの派生である。 https://imakokoparadise.blog.jp/archives/24291791.html この虐殺は1819年にマンチェスターで起こった。 映画「ピータールー」の中で、虐殺が起こったのは、、町の中心地ピータールー広場であった。日本語…

エッセイ 目的と効率 心穏やかに生きるには 2024年4月17日

何から手を付けていいのか分からない時がある。短時間で言えば、調理をするとき、どのタスクをどの順番ですればいいか戸惑う時がある。長期間で言えば、ある資格を取得するとき、何からどの順序で始めればいいか、戸惑う時がある。 これは目的が決まっていて…

社会フィルター eコマースで思うこと 2024年4月16日

リアル商店で買い物をする場合、つまり近所で買い物をする場合、ただただ安さだけで商店を決めないことがあるだろう。接客が親切だから、資源リサイクルを心掛けているから、環境に配慮してそうだから、商店街を盛り上げようとしているから、地域の活性化に…

エッセイ 100%素晴らしい人 2024年年4月11日

動画で観たり、本で読んだり、少し距離を置いて接する人に好感を持つことがある。好感を持つので、更に気に留めて情報を集めていくと、ますます好感を持つことになる。気が付けばその人のことを欠点の無い100%素晴らしい人だと思っていることに気が付く…

エッセイ ランの根を見て分かること 2024年4月10日

私はコチョウラン、カトレア、デンドロビウムを栽培している。これらのランを栽培して気付いたことを書こうと思う。 コチョウラン カトレア デンドロビウム 私が気付いたのは、根の太さとその伸びる向きである 。 コチョウランの根は太く、かつ2~3年前の葉…

エッセイ 素晴らしい世界 2024年4月10日

ふと、素晴らしい世界がどこかにある、と感じることが若い頃からあった。晴れ上がった青空が広がり、何の抑圧もない、ウキウキとした気分が永遠に続くと感じられる世界である。これは私に限らず多くの人が経験しているのではないかと思う。 瞬間、すぐそばに…

エッセイ ランとサボテン 2024年4月9日

ランの仲間に着生ランと呼ばれる生育環境から見た分類がある。樹木の幹に着生して生育するランである。有名どころでは、カトレアやコチョウランだ。 これらのランは何かの理由で土壌から追い出された。で、樹木に着生する生き方に適応した。 着生ランの生育…

エッセイ サボテンの蛇腹構造 2024年4月9日

キンシャチが典型だが、多くのサボテンの形態は、波型が縦に入った蛇腹構造になっている。サボテンを育てて気づいたのだが、これはとても便利な構造なのである。 キンシャチ サボテンの生育環境は、たまに雨が降るような気候である。雨が降った時にできる限…

ウクライナ戦争と核兵器 2024年4月9日

2022年2月に始まったウクライナ戦争の状況が1年ほど前から少しずつ変化している。ここでの変化の意味は、ウクライナがロシア国内を直接攻撃するようになってきている、という意味だ。 これまでアメリカを含むNATO加盟国が供与してきた兵器は、短距離ミサイル…

エッセイ 「目閉づれど 心に浮かぶ 何もなし 悲しくもまた 目をあけるかな」石川啄木 和歌 2024年4月9日

中学の時に出会い、勉強机に向かって座ったときによく口ずさんだ。鉛筆で紙に書いて机の正面の壁に貼っていた。 季語が無かったので、無名の僧侶が昭和に詠んだと思っていた。今回ネットで調べてみると大いなる勘違いであった。 中高生のころは、この歌に漂…

エッセイ 菓子箱をすぐに捨てる人

年度末を挟んで、人の移動があり、職場で菓子折りをいただく機会が増えた。少人数の職場なので、いただいたお菓子は人数分に分けてすぐに配ってしまう。 多くの場合、菓子箱に栞と共に入っている。 さて、お菓子を配るとき、菓子箱と栞を見える場所にしばら…

エッセイ モロッコ旅行 お薦めの町 2024年4月5日

2018年3月から5月までモロッコを旅行した。私のおすすめの場所を紹介したい。 最低1か月の旅行を予定している人へのお薦めである。短期旅行であれば、行く場所に迷いはないだろう。マラケシュ、フェズ、カサブランカなど観光地が目白押しである。何でもない…

映画評 レビュー「蜂の旅人」テオ・アンゲロプロス監督1986年公開 2024年4月1日

養蜂家の初老の男が家族を捨ててひとり蜜取りの旅に出る話である。道中、昔の友達を病院に見舞ったり、家出をした長女の店を訪ねたり、無人の実家に立ち寄ったり、若い娘と出会ったり。 幾つかキーワードになる言葉がある。ミツバチの分蜂で、「新しい女王は…

エッセイ AI世代X 今後の世代の名づけ方 2024年3月29日

先日、山下祐介著「限界集落の真実」という本を読んでいると、限界集落の構成世代が書いてあって、まず昭和ひとケタ世代、次が団塊の世代、最後が潜在的な団塊ジュニアの世代だった。 本書は世代論を展開していない。そして私はあまり世代論が好きではない。…

映画評 レビュー「シテール島への船出」テオ・アンゲロプロス監督1984年公開 2024年3月27日

あらすじは https://movie.hix05.com/SouthEurope/angelopoulos03.cytel.html 簡略なあらすじは、主人公アレキサンドロスの父サピロが亡命していたソ連から32年ぶりに帰国し、かつての価値にこだわり、最初は村人たちに締め出され、次に国家からも締め出され…

エッセイ 「風流 無常 一大事 」 楽しめる変化と楽しめない変化 2024年3月26日

風流とは、自然の移り変わりを感じる心性である。風流には美しさが含まれる。具体的には、 桜が咲く、散る、月が満ちる、欠ける、紅葉が散る、富士に雪が積もる、菜の花が咲く、などなど。 無常とは、自然や社会の移り変わりを感じる心性である。無常は寂莫…

エッセイ 「花散らで 月は曇らぬ 世なりせば 物を思はぬ わが身ならまし」西行 和歌 2024年3月23日

図書館の新着本のコーナーに島薗進著「死生観を問う」という本が並んでいた。宗教学者である氏の本を何冊か読んだことがあった。 この本の中に表題の西行の詩が載せてあった。西行は平安時代末期から鎌倉時代初期に和歌で活躍した僧侶である。 大意は もし桜…

エッセイ 平面ガラス 2024年3月19日

お勉強発表会である。新奇なものは何も無い。 先日 「ピータール」 という映画を見た時に、 皇太子、後のジョージ4世が乗った馬車に窓ガラスがはめ込まれてあった。時は1819年である。 群衆の一人がじゃがいもを投げつけてその窓ガラスを割ったのだ。 こんな…

エッセイ 部屋が片付いている人 2024年3月17日

私の机の上は片付いている。なぜなら、物があれこれ置いてあると、頭の中がごちゃごちゃになって収拾がつかなくなるからだ。もしくは収拾がつかなくなるような気がするからだ。 これをもう少し分析的に言うと、私は2つのことを同時にするのが難しい。自転車…

映画評 レビュー 「狩人」テオ・アンゲロプロス監督1977年公開 2024年3月13日

3時間近くの映画である。簡単なあらすじは https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E4%BA%BA_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 凡そのあらすじは、1977年の新年を祝うために集まった名成り功遂げた6人の名士が大みそかに雪原で狩りをしているとき、1949年に死んだ共産…

エッセイ 中国人の不思議 2024年3月6日

私は2014年から19年まで外国旅行をしていた。その時々に中国人旅行者にあったが、彼らにはひとつの特徴があった。 外国を旅行していると、何となく心細いものである。ひとり旅行ではなおさらだろう。気置きなく自国の言葉で、自国の常識で気軽に話したくなる…

映画評 レビュー 「再現」テオ・アンゲロプロス監督1970年公開 2024年3月1日

監督初の長編映画である。 あらすじ アルバニア国境近くのギリシャの山間の村で、夫がドイツに出稼ぎ中に、妻が村の農場警備員と浮気をする。帰宅した夫と偶然に鉢合わせ、2人で夫を殺し、遺体を埋める。 夫の行方不明が噂になり、警察が予断を持って事件を…

エッセイ メモ魔 2024年2月24日

私はメモ魔である。なぜならすぐ忘れてしまうからだ。 というのが今まで周囲にしてきた説明である。が、実はもう少し奥行きがある。 私は2つのことが同時にできない。するのが難しい。2つのタスクを覚えておく、かつ並列に処理するのが難しいのである。ひと…

思い付き 仮説 英米の繁栄はEUのお陰か 2024年2月23日

思い付いたのだが、仮説にまでなっていない。その根気がない。 英米の自由市場重視主義、リバータリアニズム、小さな政府指向、とEUの共同体重視、コミュニタリアニズム、どちらかと言えば大きな政府指向は、経済、社会における両者の対立軸になっている。 …

エッセイ 牛車と馬車 雑感 2024年2月21日

先日 「ピータールー」という映画を観た。その中でロンドンからマンチェスターにやって来た弁士は馬車に乗っていた。 そういえば 日本では特権階級が乗る馬車というものがないなと思った。 ここでは人を運ぶことを目的とした日本の乗り物について考える。荷…