imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

エッセイ 「・・・的」の使い方 2023年10月

「的」については多くの人が書いていると思う。1990年代に作家の井上ひさし氏が書いていたのを私は覚えている。 特に新しい内容ではないが、文章を書くときにいつも気になっているので、書いてみたい。 「的」の使い方 1 所有・所属 ・国家的観点、は国家の…

エッセイ レビュー 映画評 後味の悪い映画「 FAKE」(2016年)森達也監督 2023年10月

後味の悪い映画と言うものがある。理由が何かよく分からないが観終わったあとに嫌な気分にさせる映画である。 記憶する範囲で私が最も気分が悪くなった映画は「FAKE」(2016年)森達也監督である。 凡そのあらすじは https://ja.wikipedia.org/wiki/FAKE_(20…

映画評 レビュー 「キカ」ペドロ・アルモドバル監督 1993年製作 2023年10月

「AII About My Mother」(1999年)で日本で名が知られた監督だ。私はこの作品を見ていない。 「キカ」は日本でもほとんど知られていない作品なので、レビューの需要も低いだろう。欧米ではほとんど評価されてないようで、故に知名度が低い。 「キカ」のあら…

エッセイ コーヒーを憎み、コーヒーを愛し 2023年10月

私はコーヒー依存症である。カフェインの依存症だと思うが、カフェイン含有飲料である紅茶や緑茶には反応しない。なのでコーヒー依存症なのだろう。 私は常々、死ぬときはコーヒー豆に埋もれて死にたい、と願っている。窒息死って苦しいんだろうなぁ、とは思…

エッセイ しあわせについて 2023年10月

しあわせとは、満たされていること、欠けてることの無い状態ということだと思う。具体的に言えば、願いが叶うとか、大切な人に自分の存在が受容されるとかである。 1 私なりにしあわせを抽象化すると、自分に付随する大切なものが受容された時に生じる感情…

エッセイ 昆虫たちの死 2023年10月

私のアパートの共用通路には夜たくさんの昆虫が電灯に飛んでくる。朝にはその一部が死んで通路に転がっている。 以前は、〝卑しくも生き物ともあろうものが、こんな所で朽ちていって良いはずがない〟と思い、土に帰れ、と通路の外側の土に放り投げていた。 …

映画評 レビュー 「黒猫・白猫」 エミール・クストリッツァ1998年製作 2023年10月

「アンダーグラウンド(1995年)」の監督の次の作品である。監督はボスニア生まれで、祖母は熱心なイスラム教徒だったようだ。セルビアのドナウ川沿いが舞台で、地元ジプシー(ロマ)のやくざなボスことダダンはセルビア人俳優、主演の少年の恋人ことイダも…

エッセイ インドで出会ったイスラエルのモサド? 2023年10月

2016年3月にインドのコルカタに滞在していた。タラゴン guest house という安宿に泊まっていた。Wifiが壊れて使えない、ということだった。この時代にインドでWifiが使えないとは、客を拒否しているようなものである。 1階の部屋はすべて壊れていて使えなか…

エッセイ ナツメヤシ(デーツ)の謎 その後 2023年10月 ブログ

以前ナツメヤシの謎というブログを書いた。 https://imakokoparadise.blog.jp/archives/22729612.html その後、分かったことがあるので書き足したい。 写真にあるように、茎と根の境目が明確になった。 多くの種子植物で、種から出てきたものは芽と根がまだ…

ガザ・イスラエル紛争 雑感 2023年10月

10月7日ガザからイスラエルに激しい攻撃があった。今日は14日なので攻撃から8日目である。 ◎ 今後、イスラエル、アラブとイスラム社会、西側社会がどのような対応をするか、今のところ不明である。また今回のガザからの攻撃とそれに応答したイスラエルからの…

映画評 レビュー 「街のあかり」アキ・カウリスマキ 2023年10月

フィンランドの監督の2006年公開の映画である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%97%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%8B%E3%82%8A 凡そのあらすじ https://odakyuensen.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html 監督の名前は聞いていたが、作品を観るのは初めてだ…

レビュー 「木野」村上春樹 2014年初出 2023年10月

「木野」は短編集「女のいない男たち」に収められた作品である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%87%8E_(%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9) 作品前半はいかにも作者らしい細かな心理的かつ映像的描写で物語が進むが、後半は一転して主人公…

今年のノーベル平和賞で思うこと 2023年10月

今年のノーベル平和賞はイランの獄中人権活動家が受賞した。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3 これを聞いた時にまず思ったのは、順番が違う…

映画評 レビュー 「牯嶺街(フーリンチェ)少年殺人事件」エドワード・ヤン監督 1991年製作 2023年10月

今回は下書きをせずに、書きながら考えを進めてみたい。つまりダラダラ書く、という意味である。 登場人物が多く、人間関係が複雑で、しかも馴染みのない漢字の名前なのでいつまで経っても人を特定できず、ストーリーを追うのが難しかった。 鑑賞後、以下の…

映画評 レビュー 「牯嶺街(フーリンチェ)少年殺人事件」エドワード・ヤン監督 1991年製作 2023年10月

今回は下書きをせずに、書きながら考えを進めてみたい。つまりダラダラ書く、という意味である。 登場人物が多く、人間関係が複雑で、しかも馴染みのない漢字の名前なのでいつまで経っても人を特定できず、ストーリーを追うのが難しかった。 鑑賞後、以下の…