例えば大目的が、夢の達成、だとする。人生の目的と言えるような最終目的である。しかしこの大目的も実は手段なのである。
普段は意識していないかも知れないが、最終的な目的は、生きていくことである。ここがすべての出発点である。
そして生きていくときに、何を大切にして、どのように生きていくのか、がその手段になり、どのように、という問いの答えが、例えば夢の実現という大目的になる。
何を大切にして、という問いの答えは何か。私のブログ、目的と手段 2 心構えの2で書いたとおり、自分の気持ち、つまり楽しさか、便利さ、つまり快適さかである。もちろん答えはそのグラデーションの中にある。その中にあってどちらに傾くのか、が目的を決めるときに大切になるのだと思う。
楽しさと快適さが一致している間はよいが、必ず分岐点が訪れて、決断を迫られる時が来る。分かり易い例を挙げれば仕事を選ぶときである。好きな仕事を選ぶのか、収入の高い仕事を選ぶのか。そのグラデーションの中で、どちらに傾くのか。その時に、何を大切にして生きていくのか、という価値の選択が、生きていくという目的を左右することになる。
繰り返せば、人生の最終目的は、生きていくこと、である。そして何を大切にして、どうやって生きていくか、がその手段になり、以下入れ子の構造が繰り返される。