imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Will not は Can not を含意する 諦めていたものの発見 2024年6月28日

先日、益田祐介と言う精神科医のユーチューブを見ていると、Will not=Can not であると、精神科界隈では言われている、という話をしていた。 つまり、したくない、は、出来ない、の言い換えである、という意味だ。 もう身もふたもない話だが、その通りだと思…

道徳と倫理の重ならない場所 2024年6月24日

道徳とは、共同体を維持するための約束事。 倫理とは、個人の規範。 簡単に言えば、道徳とは共同体の価値、倫理とは個人の価値である。当たり前だが、両者は全くは一致しない。例えば、家族の結婚式への出席と、贔屓の歌手のコンサート観覧のどちらを選ぶか…

能登田舎暮らし 2024年6月24日

石川県の被災者の生活再建支援金をホームページで見ると、世帯で最大300万円、ひとり世帯だとその3/4が支給されるようだ。 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/hisaisyasaikenshienkin.html これでは倒壊、半壊した住宅を再建するのは全く不十分だから…

エッセイ しあわせな勘違い 生き物に手間をかけるということ 2024年6月22日

7月から数か月ほど旅行に出ようと思っている。 私には植物を育てる趣味がある。サボテンやランだ。旅行中、誰かに預けなければならない。 家に戻ったら返してもらうのだが、もし私が相手だったら、返すときどう思うかな、と考えた。 きっと預かったときは手…

映画評 ドキュメンタリー「テオ オン テオ」2004年公開 2024年6月21日

借りたDVDの中に入っていたが、てっきりテオ・アンゲロプロス監督作品映画のオムニバスなのかな、と思って観ないでいた。 今回見てみると、同監督作品の日本語字幕を担当していた池澤夏樹氏が、一作品一質問、という条件で監督に作品についての質問をしてい…

エッセイ DEETの思い出 ペルー イキトス 2024年6月21日

この6月で仕事を辞めて、夏の間、2ヶ月ほどをかけて東北地方にテントを持って自転車で旅行する予定だ。集落を避けて、つまり野原や山裾でテントを張ることになるので、厳重な蚊対策が必要である。私は神経質なので、蚊がいると気になってゆっくり過ごせない…

映画評 レビュー「ラヴィ・ド・ボエーム」アキ・カウリスマキ監督1992年公開 2024年6月21日

簡単なあらすじ 偶然に出会った貧しい絵描き、小説家、作曲家がパリでボヘミアンな生活を送る。絵描きの彼女の入院費を捻出するため、残り二人も持てる僅かな資産を売却して協力する。 白黒映画で、すべてフランス語で構成されている。「コントラクトキラー…

エッセイ アイスクリームと森田童子 または 便利さとしあわせ 2024年6月16日

心地よい風が吹く昼下がり、部屋でアイスクリームを食べながらスマホで音楽を聴いていた。 どんびえという金属容器を冷凍庫に冷やしておいて、材料を入れて手で回すとアイスクリームが出来るという便利な道具があり、その容器にさじを直接入れて存分に食べて…

映画評 レビュー 「マッチ工場の少女」アキ・カウリスマキ監督1990年公開 2024年6月16日

あらすじ 義理の父の家に母と同居して、マッチ製造工場で働いている地味な女のお話である。給料日に衝動買いした派手な服でクラブに行き、金持ちの男と知り合うが、相手にされず、その後妊娠たことを知るが、事故で流産をする。男に殺意を抱き、自分を大切に…

映画評 レビュー ピーター・グリーナウェイ監督作品 2024年6月14日

グリーナウェイ監督の作品を3作続けてみた。「ZOO」1985年、「建築家の腹」1987年、「数に溺れて」1988年である。 「建築家の腹」は高名な建築家が自分の腹に異常に執着し始めて、自滅していくお話である。 「数に溺れて」は数に意味を見出して人生を進めて…

映画評 レビュー「真夜中の虹」アキ・カウリスマキ監督 1988年公開 2024年6月14日

アキ・カウリスマキ監督の映画はこれまで、「レニングラードカウボーイ ゴー アメリカ」1989年や「街のあかり」2006年などを観てきた。 本作は、これまで観てきた中で一番初期の作品になる。 あらすじ https://ameblo.jp/kenkou-oyajida/entry-12839270773.h…

葬儀の今後 2024年6月12日

先日、告別式に出席した。その時考えたことについて書いてみたい。 私の基礎知識が間違っていなければ、目新しいことは何も書いておらず、思い付きはなく、論理的帰結のみである。 1 なぜ人は葬儀を必要としたのか。 1)共同体からの理由 葬儀をすることに…

書評 レビュー「エチオピア」フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』原著は2009年出版 2024年6月8日

『犯罪』は2012年日本で本屋大賞「翻訳小説部門」の一位を受賞している。が、私は著者を今まで知らなかった。原著がドイツ語なので話題になりにくかったのかもしれない。 wikipediaによると著者はベルリンで刑事事件担当の弁護士として有名のようである。ま…

エッセイ 大阪の自転車 2024年6月7日

先日、親族の葬儀のために故郷の大阪へ行った。夜行バスで早朝の梅田に到着して、広い地下道を歩いた。多くの人がすでに行き交っていたが、東京よりかなり無秩序で、東京の歩き方に慣れた私には歩きにくかった。あまり規則に縛られない、これはこれで大阪の…