imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ サボテンの蛇腹構造 2024年4月9日

キンシャチが典型だが、多くのサボテンの形態は、波型が縦に入った蛇腹構造になっている。サボテンを育てて気づいたのだが、これはとても便利な構造なのである。

 

キンシャチ

 

サボテンの生育環境は、たまに雨が降るような気候である。雨が降った時にできる限り水を保存しておきたい。そしてその水を少しずつ使って代謝をして生きながらえる。水の保存場所は植物体そのものである。つまり植物体の体積の増減が激しい。そんな時、蛇腹構造は非常に便利なのである。雨が降ったときは蛇腹を広げて水分をたくさん溜め込む。晴天の日が続けば水分を少しずつ消費して蛇腹を狭めていく。

 

なのでサボテンの蛇腹を見ると、水が足りているかどうか、おおよそ分かる。蛇腹がしぼんでいたら、水をやるサインである。

 

多肉植物コノフィツムという種があるが、蛇腹が無く、円柱形である。この植物に水をやり過ぎると、水分を吸収しすぎて破裂してしまう。

コノフィツム南アフリカ周辺が原産だが、雨が降り続く環境では生育していないのだろう。

コノフィツム



 

自然は本当にうまくできていると思う。

 

追記

 

マミラリア属のように星形の構造も効果は同じである。

 

サボテン科マミラリア属の一種