imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ 業務スーパーのコーヒー豆 2023年7月

外で飲むコーヒーに美味しいコーヒーはまずない。第1の理由は、抽出するときに、自分の好みの味に近づけられないからだろう。

 

と言っても今まで何度か美味しいコーヒーを飲んだことがある。

 

10年程前に京王線上北沢駅前の「あくび」で飲んだ、マンデリン。人生最高のコーヒーだった。もちろん帰り際に、店主を激賞した。しばらくして閉店したが。

 

コストパフォーマンスが良かったコーヒーは、セブンイレブンがかつて扱っていた赤のガテマラである。110円ほどで十分に満足させた。数泊の旅行をしたときの朝は、いつもこれを買って公園のベンチでゆっくり飲んでいた。しばらくして販売期間が終わったが。

 

同じく先月飲んだファミリーマートのコーヒーだ。「濃いめ」の「ブレンドコーヒー」Sは110円で、全く期待せずに一口飲んだとき、思わずコーヒーを見つめてしまった。最近のコンビニのコーヒーはここまで味が良くなったのか、と。(実はそうではなかったのだが)これも十分に満足感があった。と言うよりも、下手に私が焙煎したコーヒーよりずっと美味しかったのである。

 

で、ここから本題である。と言うほどでも無いが。

 

最近富士ローヤルの「みるっこ」という電動ミル機を買った。どれくらいの豆の粒度が私に良いのか分からなかったので、何度も試し挽きをしたかった。が、自分が焙煎した豆は手間が掛かっているので惜しくてガンガンとは使いづらい。

で、試し挽きの為に安い豆を買ってやろうと思い、業務スーパーでレギュラー豆の「ラグジュアリッチ ブラジル」360g488円税抜きを買った。

実家に帰ったとき、いつもやむなく近所のスーパーでコーヒー豆を買っていたが、どれも飲めたものではなかった。それなりに有名なメーカーのものも買ったが、どれも似たり寄ったりだった。

 

ところが、これが上記のコンビニのコーヒー並みに美味しいのだ。

しかも自分で淹れるので、自分好みの味に調整できる。しかも均質の豆が大量にあるから、抽出条件を変えて心ゆくまでいろいろ実験できる。もうウキウキしているのである。

 

美味しさに思い当たる理由が一つある。製造日が新しいのだ。賞味期限が2024年6月5日と書かれているので、パック詰めされたのが2023年6月5日だと思う。その3週間後に買って飲み始めている。コーヒー豆は焙煎後の新鮮さが決定的に大切だ。どんなにいい豆でも常温で1か月置くとかなり味が劣化している。

20年以上前、第3世界ショップのコーヒー豆が素晴らしく美味しかったことがあったのでその味を求めて数年買い続けたことがある。が、すべて空振りだった。当時はその理由が分からなかった。実はたまたま焙煎してから間がない豆を買えたのだ。だからたまたま美味しかったのだ。それだけのことだったのだ、と思う。それ程焙煎後の時間経過は大切である。

 

で、夏の間は焙煎をするのが暑いので、この豆で乗り切ろうかな、とも考えているのだ。

 

基本情報  1杯分

 

豆の重量 15g

湯温 82℃

抽出時間  2’50”~3’00”

抽出量  160㏄~170㏄

 

追記2024年1月

 

• 今は2024年1月である。残念なことに、2023年11月の焙煎から、苦みが強くなり、しかもかすかに変な酸味がするようになった。多くの日常品が値上がりしたなか、価格が維持されているので、豆の質を落としたのかもしれない。苦みが強い分には、強く焙煎された豆を選別して捨てれば対応できるが、酸味の豆が選別できない。生豆の状態なら見分けられるのかもしれないが、焙煎してしまうとお手上げである。

以上はもちろん主観である。

• 私が行くすべての業務スーパーはリサイクル回収をしていない。なのでどうしてもここでしか買えないもの以外は他の店で買うことにしている。

 

追記2024年5月2日

 

業務スーパーの豆を買い続けてもうすぐ1年になる。

以下はラグジュアリッチについてである。

 

3種類ほどの豆をブレンドしていると思うが、一番深炒りの豆の炒り具合が一定していない。その時々で弱かったり強かったりする。結果、苦み・深みが足りなかったり、苦すぎたりする。これがこの商品の欠点だと思う。

機械焙煎をしたことがないので、難易度が分からないが、例えば近所の堀口珈琲の豆はもっと安定している。

ラグジュアリッチは苦いコーヒーが好きな人の為にブレンドされた豆である。一番深炒りの豆の焙煎度が安定しないのは困ったことである。