乾燥させたデーツがある。ねっとりして濃厚な甘みのあるドライフルーツのことだ。日本でも簡単に手に入るようになった。そのまま食べたり、パン生地に練りこんで焼いたりと、私も大好きである。
数年前エジプトを旅行した時、市場で大量に生のデーツを売っているのを見た。最初は何か分からなかったが、安いので買って食べてみると生のデーツであった。
それが非常に美味しいのである。エジプト滞在中、常にストックして切れないようにしていた。
色々な品種があって、色も違えば大きさも違い、食感も違った。大きくてリンゴのような食感のデーツもあった。
ただ残念なことは日持ちしないのである。せいぜいもって3日で、ヘタのところから腐ってくる。キロ単位でしか買えなかったので、毎日大量に食べていた。嬉しい悲鳴である。
収穫の時期は10月から12月までだ。北半球ではどこも同じだと思う。この時期に行かなければ食べられない。
日本にまだ輸入されないのは、腐りやすいからだと思う。
この時期に乾燥地帯に行って、また生のデーツを食べてみたいと思っている。
以下の写真はエジプト第2の都市アレキサンドリアでのもの。イスラム教的雰囲気とキリスト教的雰囲気が混じり、地中海に面していることもあって、気分のいい街だった。