imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ パンくず このどうしようもないもの 2022年8月

今朝パンを食べたのだけれど、パンを切ったときにパンくずが床に落ちた。それが足の裏に付いて、気分が悪い。知らず知らずのうちに布団の上にも運んでいるだろう。布団の上にパンくずが載っているのである。何とも気分の悪い話だ。

床や布団の上のパンくずによって病気になった、と言う話は聞かないから、衛生的には問題が無いのだろう。しかし気分が悪い。

今は住環境が良いので問題は無いが、湿度の高い日本の夏だと、換気の良くなかった時代はカビや小さな虫を寄せて、健康的ではなかったろうと思う。

 

よく思うのだけれど、日本の家屋利用形態はパン食に向いてないと思う。例えばヨーロッパだと、家の中は土足である。ある程度汚れてもいいようにできている。パンくずなどどうと言うこともないだろう。

家の中をはだしで歩くこともよくあるようで、逆にベッドの上に靴履きのまま上がる(多分ベッドカバーがかけてあるだろう)こともある。はっきりした境界が無いのだ。

それで今まで問題が無かったのだ。比較的気温も低いし、湿度も低い。

 

トルコは副食にパンを食べ、家には靴を脱いで上がる。しかも床にはじゅうたんが敷いてある。パンくずに限らず、食べ物くずを取り除くのが大変である。ダニやノミの絶好の隠れ家になっているだろう。時々洗っているはずである。イスラム教徒の多いトルコでは、それが主婦の仕事になっているだろう。

ただトルコは多くの地域で年間降水量が500ミリほどである。日本は1500ミリ以上なので、かなり乾燥しているといえる。

 

日本は畳敷きで、布団もその上に敷く。生き物が繁殖するにはかなり良い条件が整っている。それを避けるために、昔は頻繁に掃除をしたのだと思う。夏には畳干し(土用干し)をした。しかし時代は変わり、夫婦共働きや単身者が増えた。掃除をする時間が減ったのである。私も毎日は掃除機をかけない。家屋内衛生環境が悪くなっているのである。それを補うように殺虫剤が普及した。

 

それで衛生上は問題が無くなったのだろうが、固形物は相変わらず固形物として残る。足の裏に付いたり、ざらざらするのである。不快さが軽減されていないのである。

 

畳をなくしてすべてを板床にして、どこに行くのもスリッパで行く、と言うことも考えられるが、湿度が高いので、一日中スリッパ履きは不快であろう。

あと考えられるのは、パンくずの出ないパンの開発であるが、これも難しそうだ。ちょっと想像が出来ない。

 

これだけいろいろ便利になってきているのに、パンをスライスしたり、トースターで焼いたときに、パンくずが落ちて、毎回拭かなければならない、と言うのは何とも面倒臭い話である。