還暦も近づいてくると、もっと別の人生もあったのではないか、と思うことがたまにある。もっと早く自分の好きなことを見つけていれば、、、。
その時に同時に思うことがある。私にはどんな能力があって、どんな能力が劣っていたのだろう。どんな能力は活用して、どんな能力は活用しなかったのだろう。
人には
1 死ぬまで気付かない能力、つまり全く活用できなかった能力。(無意識に影響を及ぼしていた能力も含めて)
2 気づいたが活用できなかった能力。
3 意識的に活用できた能力。
がある。
2~3は活用の多少でグラデーションがある。
1の例を挙げれば、100年前にジャマイカで生まれたウザインボルトの短距離走の能力だろう。アインシュタインが200年前にドイツの農家に生まれていても数学の能力は活用できなかったと思う。
私についていえば、結局かなり活用できたものもあれば、僅かに活用できたものもあり、全く活用できなかったものもあるのだろう。
ただそれだけのことなのだ。これからも、目の前のことをただ一生懸命に生きていくだけなのだと思う。
自分の能力は自分では決められず、自分の能力を見つけれるかどうかは多分に時の偶然性により、自分の能力を活用できるかどうかは、同じく多分に時の偶然性による。
であるなら、私ができる確実なことは、今をまじめに生きること、と思う。