コロン パナマ

2015/1/５日　月曜　コロンからフェリーに乗る。コロンのバスターミナルから埠頭までのわずかな距離１キロをタクシーに乗るか迷ったが、人通りが多かったので歩くことにした。デビの宿のオーナーには絶対にタクシーを使え、と言われたのだけど。やはり古い安アパートが林立してて、排水もよくなさそうで、あちこちに水溜まりができてた。夜は怖くて歩けないな。

中米ではもっとも治安の悪い町として知られているが、そもそもの始まりはパナマ運河の建設に遡るようだ。パナマ鉄道、パナマ運河の建設で主にカリブ諸島から多くの黒人が労働者として建設に従事したが、運河が完成したとたん、仕事がなくなり、大量の失業者が出た。それがそのままスラムになり、現在まで続いてるらしいのだ。百年前に終わった事業の負の遺産がそんなに続くものだろうか。しかも今でもコロンは世界有数の自由貿易港なのだ。政府にその気がなかった、としか思えない。 何故こんなことがずっと続いているのだろう。１黒人に選挙権がなかった。２逆に,住民に投票意欲がなかった。３少数派なので要求が政策に反映されない。４かなり手厚い生活保護手当てがあった。 もっともあり得そうなのは少数派と言う理由だろう。もしそうだとすると、国内は人種で分断されてることになる。黒人だから共感できない、と。１４パーセントほどが黒人。 埠頭