imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

パナマシティ

29日 月曜 シティに移動。ここオールドパナマは1671年にイギリスのヘンリー、モーガン率いる1400人の海賊に襲われ、奪われ、火をつけられて廃墟になった。今も廃墟のまま、残っている。イギリスとフランスは、スペインとその植民地を弱体化するため、自国の海賊を保護して利用した。あちこちを襲撃している。無法者が街を蹂躙した、と言う状況だっただろう。 その後八キロ南の小さな岬に街を移し、それが今のオールドタウンになっている。古い建物が残り、観光地。私はここに宿をとった。
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どちらも世界遺産に指定されている。 ここから海岸沿いに北に向かってニュータウンが延びて、高層ビル街になっている。
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パナマアメリカがパナマ運河を作り、領有するために、コロンビアから力ずくで独立させた国だ。通貨も初めから米ドル使用。植民地と同じだが、アメリカはスペインを牽制するため、アメリカ大陸での植民地を禁止していたので、独立国にしたのだろう。 1989年、実質的国家元首ノリエガと反体制勢力との混乱に乗じてアメリカは自国民の保護を理由にパナマを攻撃。ノリエガは国外脱出。パナマは数千人の死者を出したようだが、アメリカに対する国民感情はどんなものなのだろう。 米ドル使用なので、アメリカからの退職者の移住も多いようだ。私の泊まったダビの宿のひどく親切な老オーナーはアメリカ人だったし、そこに泊まっていた元船員のテキサス出身のアメリカ老人はパナマの永住権を持っていた。 米ドルの他に独自通貨バルボアがあるが、ほとんど流通していない。硬貨を見かけたが大きさは同じ。模様が違う。当たり前だけど、外国では通用しない。だったら米ドルの方がいいでしょ。 バルボアはスペインの探検家、一攫千金を夢見た冒険者。大西洋から大平洋にアメリカ大陸を初めて渡った西洋人、かつアメリカ大陸側(カリブ諸島ではなく)に初めて常住の街を建設した人。場所はパナマシティ。 先住民からすれば、どう見たって侵略者だけど、その人物が通貨単位になっているのが面白い。バルボアの名前のついた大通りもある。グアテマラでは考えられないことだ。 それはつまりパナマには先住民インディヘナアイデンティティーを持った人がほとんど存在しないと言うことだろう。メスティソ(白人とインディヘナの混血)が70パーセントほどいるが、そのアイデンティティーは白人にひどく傾いていると言うことになる。インディヘナの血を否定することによって。 なぜかオールドタウンに買い物に来るインディヘナをよく見かける。顔は東洋人そっくりで、揃って皆背が低い。成人女性は膝から下をビーズで巻いていて、そのせいでたぶんふくらはぎが細くなっている。肉体矯正。とても明るい色の民族衣装を着て、家族連れでよく歩いているが、楽しそうだ。シティでは民族衣装を着た物乞いを見かけなかった。 たまたま写り込んだインディヘナ オールドタウンの商店街
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教会は相変わらず素晴らしい。カテドラル。
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廃墟の教会。この細いアーチが残っていることが、この地の地震の少なさを証明するものとされ、運河をニカラグアではなく、パナマに作ることを後押ししたと言われている。これはそのご崩れ再建された。
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同じ教会
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食事 パナマはの食堂は学食形式で、順番に好きなものを指差して皿に入れて貰い、最後に清算して、席につく。2,5~3ドル
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同じ店の日替わりランチ
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ハキリアリが切った葉っぱでキノコを栽培したあと、使用済みの葉を棄てたものと思われる。
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