パナマシティ 続き
2015年1月1日 木曜 整備された海岸の木陰でゆっくりした。
音に鈍感だ。近距離バスは冷房なしだが、音楽が鳴り響いている。コスタリカでは見かけなかった。オールドタウンでは露店でもかなりの音量で流している。
70年代にマネーロンダリングの舞台になったようで、今でもその名残で外国の銀行がいっぱいある。もちろん透明性が高くなって今はそれには使えない。
世界の大金持ちは、みんなが知らないうちは自分達が使い、知られるようになって多くの人が使い始め、そして批判されると禁止にして新しいやり方を密かに作る。全くしょうがない人たちだ。テーブルマナーとかお喋りの物腰はきっと洗練されているんだろうけど、自分のことしか考えてない。
もちろんパナマには犯罪組織のお金も流れ込んでいた。
横断歩道でもなかなか車は止まってくれない。タクシーも客らしき人のそばを通るときはクラクションを鳴らすことが珍しくない。交通後進国だ。地方都市、ダビの秩序はどこに行ったのだろう。大都市になるほど中心部の横断歩道を渡る歩行者の数が増えて、横断歩道での歩行者優位が確立して、それがゆっくりと全国に波及していくものと思っていたが。
スポーツ用品店で、アシックスがプーマやナイキと並んでよく売られている。ミズノも見かけた。
タクシーはトヨタ、ヒュンダイ、キアがよく使われている。タクシーに使われると言うことは、経済的に信頼できると言うことだ。燃費がよく、あまり壊れない。韓国車の品質はそのうち日本車に追い付くだろう。日本車が、アメリカ車に追い付いたように。日本車は別のところで勝負しないといけない。水素自動車とか。でないと常に価格競争に巻き込まれる。
で、日本が一人勝ち、ってそれで良いのかな。どうしたら共存共栄になるのかな。今の経団連中心の時代錯誤の政策だと、一人勝ちなんてあり得ないけど。
あと日本ではあまり人気のない三菱車が中米では他の日本車と共によく見かける。
中米で相変わらず日本社は強いな、って思うのは、カメラ、コピー機、腕時計、ピックアップトラック、自家用車、バイク、単車の部品製造会社のスタンレー。
テレビはサムスンやLGのほうがよく見かけるし、携帯はサムスン、LG、と中国メーカのWUAIA?。
バナナを露店で買ったのだけど、30代ぐらいの黒人の女の人が英語で返してきたので、どうして英語喋れるの、って訊くと、学校に行ってなくて、家で勉強した。両親はホンジュラスのリマって言うところ出身だ、と言った。リマはカリブ海側のサンペドロスーラのそばにある。ガリフナの可能性がある。英語話者もいるらしいし。あんな海のきれいな所からパナマまで来たのか。なんか親近感を感じた。
値段は460グラム(1リブラ)で25セント。パナマの通貨はアメリカドル。
パナマシティも電柱がなく、電気、電話は地下化されている。ガスはプロパン。サンホセと全く同じ。
パマナシティの平均的な日給っていくらぐらい、って宿の従業員に訊くと、20ドル辺りだと言った。日本の半分もない。これが正しければかなり物価が高い。お昼の昼食セットで、だいたい3ドルほどする。いま泊まっている宿は、ドミトリーで12ドル。市バスは25セント、トイレも同じ。地下鉄が1線あって、30セント。
ガソリンがリットル70円ほどなので、宿の若い従業員になぜそんなに安いのか訊くと、安いこと自体を知らなかった。そこにもう一人中年の従業員が来たので同じことを訊くと、安いのは知っていたが、なぜ安いかは知らなかった。私が、アメリカが優遇してくれているのか、と言うと、それは違う、と即座に答えた。70円は、中米の他の国の半額近い。
ベレー帽をかぶった軍?は、靴、シャツにアンダーアーマーの製品を支給されていた。
自転車で巡回している警官の自転車は台湾メーカーのジャイアントだった。
夕暮れ、高層ビル街にふさわしい、芝生で整備された海岸沿いの公園に行った。家族で夕涼みをしている人達がいっぱいだった。ところが、公園に街灯が1つもなくてぼんやり対向者が見えるほど暗い。人がいなくなると怖いだろう。ここでさえこうだから、他の公園も街灯無いんだろうな。
夕暮れのオールドタウン
伝統的家屋
木の上にある土でできたシロアリの巣
ニュータウンにあるランドマーク的たビル
ドライブスルーのたぶんATMサービス