imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

未知なる味 どうやって作ったか見当もつかない外国料理 ジョージア旅行のすすめ

1986年春、大学を卒業してすぐにタイに旅行に出た。地球の歩き方のタイ編はまだ出版されておらず、東南アジア編が2分冊で出版されていた。タイ料理について、わずかに紹介されていたと思うが、何のことかさっぱり分からず、そのまま読み流したと思う。初めて外国に行く私にとって、入国審査の手順のほうが圧倒的に気がかりだった。

もちろんタイ料理について書かれた本は、私の目に触れる限り一冊もなかった。

 

バンコクについて、宿近くの安食堂で待望のタイ料理を昼食に食べた。もうめちゃくちゃ美味かった。毎日そのお店に通って、バットに盛られて並んでいる料理を順番に試していった。どれも初めての味だった。初めの数日は物珍しさに意識が向けられていたが、ある時、これってどうやって作ってるんだろう、とふと思った。そしてどう考えても見当がつかなかった。何のとっかかりもなかった。

日本にある調味料はタイになく、タイにある調味料は日本にはなかったのだから、それは当たり前だったのだけど。両国に共通してある調味料は塩と味の素ぐらいだったろう。

今から思えば、それら料理は、グリーンカレーイエローカレーレッドカレーで、それぞれトリ・豚・魚と材料を変えて3種類ずつ作ってあったのだ。他にも汁気の少ない総菜がたくさん並んでいた。

毎日そのお店に行くのが楽しみで仕方なかった。私の好奇心に確実に応えてくれた。

 

今では上記のカレーは多くの人が知る料理になった。作り方を紹介した本もたくさん出版されている。タイの調味料も都市部では簡単に手に入るようになった。もちろんネットを使えばどこからでも手に入る。

 

初めてのタイ旅行以来、多くの国を訪れたが、鮮烈な印象を与える料理はあれ以来出会ってないと思う。こんなに美味しいのに、どうやって作ったか、まるで見当がつかない料理。

 

数年前、ジョージアに行ったとき、再びその感動に出会った。

ジョージアと言えばKhinkaliキンカリ(ヒンカリ)が有名だが、言っちゃ悪いが、茹で?(蒸し)ギョーザのようなものである。味も想像の範囲内だった。

一口食べて、思わず見つめてしまった料理は、すべて煮込み料理であった。

最初に出会ったのは、トルコとの国境の町Batumi の何でもない大衆食堂で食べたスープである。名前は分からないが、後で調べると、見た目はKharcho   (https://en.wikipedia.org/wiki/Kharcho

に似ている。見た目の印象と全く違う味がした。思わず料理を凝視した。

 

次に出会ったのは、首都Tbilisiの少しだけ値段の高い料理屋である。最初に頼んだスープ料理が食べたことのない味だったので、毎日のように通ってスープや煮込み料理をいろいろ試してみた。何てうまいんだろう、と思った。その幾つかがどうやって作ったか見当のつかない味がした。多分こんな料理だったと思う。

ChakhokhbiliChikhirtma 、 Chakapuli (  https://en.wikipedia.org/wiki/Chakapuli  )

フェンネル?の葉を大量に入れたスープも鮮烈な味だった。

 

店名  ჭიურ

店の場所

196-200, 0112 Mikheili Tsinamdzghvrishvili St, Tbilisi, Georgia

1Georgian Lari は35円ほどである。上記の煮込み料理は300円以下で食べられる。

似たような店はいくつもある。正直、大衆料理店の同じ料理よりも、少しよそ行きの店のほうが、しっかりとした味がした。

 

ジョージアは日本人なら空路でも陸路でも入国時に一年の観光ビザが取得できる。

今のところワインの発祥地と言うことにもなっている。というのも一番古い葡萄酒の保存容器、アンフォラがジョージアで発掘されているからである。それが理由か知らないが、自家製葡萄酒づくりが盛んである。もちろんその気があれば飲むことが出来るだろう。

国民の9割がキリスト教徒で、8割がジョージア正教徒のキリスト教文化圏である。西隣りのイスラム文化圏のトルコから入国すれば、ある種の開放感を感じるだろう。東隣りのアゼルバイジャンから入国しても事情は同じだと思う。

 

Batumiの料理

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以下はTbilisiの料理店

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