imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ 自動調理器 その後 2023年5月

半年前にシャープのホットクックを買った。1ヶ月ほど使ってみて、すぐにブログに感想を載せた。

 

https://imakokoparadise.blog.jp/archives/18245369.html

 

それから半年ほど使って、今の感想を書いてみたい。

 

かっての熱狂も醒めて、今は時々使う程度になっている。そうなっている理由は以下のとおりである。

 

1 一回に出来上がる分量が多く、冷蔵庫に保存しなければ腐ってしまう。内鍋を冷蔵庫に入れるほど、庫内に余裕がない。

 

2 出勤する前に材料を放り込んでおくと、帰宅時にアツアツの料理が出来上がっている。非常に便利なのだが、私は週に5日働いているわけではないので、休みの日におかずを多めに作っておけば、翌日の帰宅後に軽く火を入れるだけで食事の用意が出来る。

平日5日働いている人なら非常に便利だと思う。特に子育て中の人なら重宝だと思うが、私のような連日勤務がそれほど多くない利用者には残念だがそれほど重宝ではなかった。

 

3 これは購入前に娘からも言われたことだが、料理をする楽しさが失われてしまう、ということである。料理は全体の構想とその段取りから、材料選び、カットの形、調理方法、材料の火入れの順序、調味の仕方まで、それぞれの工夫でどうにでもなるお遊びである。その楽しさが失われるのである。

 

4 これは私の怠慢なのであろうが、美味しくできる料理を数種類しか知らないので、どうしても飽きてしまうのである。色々試せばいいのだけど、一回にできる分量が多いので、つい億劫になってしまうのである。美味しくないものが大量にできるのも怖い。

 

以上が疎遠になってしまった理由である。

 

ホットクックの名誉の為に書いておくと、トマトシチューはとても美味しくできる。無水カレーのレシピで、カレールーを入れずに塩とオリーブオイルを加えるだけである。トマトの缶詰を惜しまず一缶使うことが味噌である。私の実力では普通の鍋であの味は出せないと思う。

ホワイトシチューも使う肉次第で、つまり肉から出る旨味次第で美味しくできる。

 

余談だが、子供の頃を懐かしんで、ときどき日本のカレーを作ろうと思い立ち、(ホットクックのレシピで言えば、無水カレー)最後に市販のカレールーをいれるときにいつも必ず思うのだけれど、せっかく丁寧に良い匂いに作った煮込みを見ると、ここに画一的な味の市販のルーを使うことにひどく抵抗を覚えるのである。で、ほとんどの場合、肉じゃがにしたり、上記のようにトマトを入れてトマトシチューにしてしまうのである。

 

以上、私のような生活形態の利用者には少し残念な結果になっているが、忙しくなった時にはいつでも活躍してくれる、という「一切れのパン」のような存在になってくれているので、まあよし、ということにしている。認知的整合性の成せる業かもしれないが。