トルコ東部の田舎を歩いているとき、オリーブ畑を見かけた。見ると黒っぽい実がなっている。熟しているのかな、と思い一口齧ってみた。非常に渋く、すぐに吐き出した。市場で売られているオリーブは化学的処理を施してから売られていることを知った。
地中海地方を旅行していると、オリーブの総菜を日常的に目にする。総菜の種類を大雑把に分けると、
まずオリーブの実の違いだ。黒と黄緑、他に茶色などがある。他に粒の大きさの違いもある。どれも品種が違うのだろう。
次に添加物の違いがある。 ハーブ入り、パプリカ入りなど。
どこでも一番高かったのは、大粒の黒い実で、汁気が少なく添加物無しのものだった。
日本にいるときに、料理本などに刺激されて時々瓶詰のオリーブを買っていたが、ヤスデの味というか、独特の味があってあまり好きではなかった。
地中海周辺を旅行している間、最初は珍しさ、それ以降は見た目のバラエティーさ、保存性の良さ、つまり副食としてのお手軽さで、毎日のように食べていた時があった。
食べ慣れるとパンの付け合わせとして欠かせないものになった。
地中海地方を旅行する機会があれば、オリーブの総菜をいろいろ楽しむことをお勧めする。オリーブ漬けは保存できるから、一年中売られているはずである。
私のような貧乏旅行者にとってトルコやモロッコは物価が安かったので、気軽に試し買いが出来て色々楽しめた。
以下の写真はモロッコの首都ラバトでのものである。