imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

プレゼントの効用

私の職場では、現場労働者が退職するとき、上司が花束を渡すことになっている。現場労働者の中には、花束なんか役に立たないから、お金に換えて欲しい、という人がかなりいる。お金なら自分の好きなものが買える。より役立つ、と言うのである。

 

私はたまに人からプレゼントを貰うことがある。そのほとんどは、自分では絶対に買わないだろうなぁ、という物だ。つまり別の価値を提示されているのである。自分の知らなかった世界に否応なく接するのだ。そして、たいていの場合、そこから新しい気付きが得られるのである。自分の世界が広がるのだ。

 

人は自分だけの価値、つまり優先順位を持っている。1万円を何かに使う時、優先順位の上位の内から選択をする。下位の内から選択をすることは決してない。別の例を挙げれば、読書をするとき、読みたくない本を読もうとする人は誰もいない。読みたい本の内から選ぶ。今のネットでも同じことが起こっているが、見たいものしか見ない。結果、自分の価値がますます強固になっていく。他の価値に触れる機会がない。

 

プレゼントはそのことを思い出させてくれる、いい機会だと思う。私は植物に興味があるが、園芸種にはほとんど興味が湧かない。しかし花を貰うと、興味が湧いてあれこれ調べてしまう。そして例えばチューリップが単子葉植物で、ユリの仲間だと知って、驚くのである。