imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ 今のイスラエルとその周辺を見ていると心底げんなりする話 2023年12月10日

今さら言うまでもないが、大国の利害が絡む紛争に国連は無力である。

 

イスラエル軍のガザ一般市民への爆撃、破壊のことである。

 

アメリカのビルンケン国務大臣がその時々に何か言っているが、全く本気ではない。やってるふりだけである。イスラエルのこのべらぼうな暴力を野放しである。どこからどう見ても無茶苦茶にも関わらず。

本気で止めようと思えば、国連の安全保障理事会武力行使の決定をすればよいのだ。国連軍を編成・派遣すればよい。

 

国連のギテレス事務総長は良い人かもしれない。彼は本気かも知れない。しかし彼はプレーヤーなのだ。オーナーではない。彼がどれだけ思ってもどうしようもない。オーナーが作った構造を変えられない。オーナーはもちろん第二次大戦の戦勝国である5つの常任理事国である。

 

そんなことを思っているときに、こんなニュースが出た。

 

https://news.un.org/en/story/2023/12/1144562

 

アメリカが、国連の安全保障理事会で拒否権を発動したのは、武力行使ではない。今すぐの休戦の要求、である。こんなことさえ賛成できないのだ。もうげんなりである。

 

かくいう日本も全く他人事である。イスラエル大使の追放もしなければ、日本企業はイスラエル企業との取引停止の脅しもない。何をしても今まで通りなのである。

 

国内法は、その時々の選挙で選ばれた国会議員によって変更可能である。民意が反映される。どんな”オーナー”がいても議会制民主主義国であれば、オーナーの意志は貫徹はされない。

しかし国際法は国家の利害を超えられない。正確に言えば、大国の利害を超えられない。世界の国々に平等な1票は存在しない。それを行使する場所もない。その時々のパワーバランスによって決まる。故に国際政治は、パワーポリティックスにならざるを得ない。

 

今私たちが見ているガザの風景は、その証拠である。

 

アメリカやイギリスや、、、が人権云々と言ってもこれが現実である。もしアメリカやイギリスが一人の人間だったら、人として、この風景にとても耐えられないだろう。集団としての国家だから、みな平然とやり過ごしているのである。

 

うーん、まとまりなく書いてしまった。

 

追記

 

イスラエルにはイスラエルの事情がある。それについては以下を参照

 

https://imakokoparadise.blog.jp/archives/13250851.html