imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

アフリカの汚職 部族社会と利権

汚職が多いのは何もアフリカに限ったことではない。中南米で政権が崩壊するのは大抵汚職で政権が持たなくなる時だ。

一ヶ月ほど前、西アフリカのギニアで軍によるクーデターが起きた。今回のクーデターでは当時の政権の汚職がよほどひどかったのか、多くの市民からも歓迎されているようだ。

 

以前私がアフリカを旅行した時に、何故アフリカに汚職が多いのか、感じることがあったので書いてみたい。一旅行者の観察・考察なので間違っているかもしれない。

 

アフリカの多くの地域は部族社会だ。地域の政治指導者も部族の代表が選ばれることが多い。部族長は一族、さらには氏族・部族の代表である。彼らは共同体の強いつながりの中で生きている。族長が共同体の面倒を見るのはほとんど義務である。困った知り合いがいたら、自分の顔を利かせて、融通する。困った親戚がいたら、自分の持っているリソースを使っていろいろ援助をするだろう。族長にとって、自分の持っているリソースを使って、周りの面倒を見るのはほとんど義務だ。

以下は予想。

そんな感覚で生きてきた人が、大統領になって、自由にできるリソースが増えたら、それまでと同じように、当然親しい人たちに融通するだろう。もちろん自分の家族にも。新しい部署が出来たら、気に入った親戚をトップに据えてあげるだろう。新しい外郭団体が出来たら、友達を役員に就任されてあげるだろう。周囲も当然それを期待している。本人たちにとっては、今までと同じことをしている。ただそれだけの事なのだと思う。

 

もちろん公私混同なのだけど、彼らの生きている社会は、私たちの社会とかなり原理が違う。彼らは自分たちの部族に誇りを持っている。そこも私たちと違う。