imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

共同体 4 共同空間

共同空間、または拡大自己というモデル

共同空間とは、他人と話すときに出来る空間のことだ。他人と相対したとき、ビシバシのフィードバック作用の応酬(前ブログ”認識世界”参照)で臨場感が強くなり、他者との間で認識されるバーチャルな空間のことで、例えば名人の落語家は聴衆全員を1つの共同空間に導くし、催眠術とは一方的に共同空間を支配すること、とも言える。(共同空間には、相手のなかに大切な自分を見れる温かい共同空間と、見れない空間とがある。言い争っている相手とも臨場感の高い共同空間をつくるが、相手のなかに大切な自分は見れない。)

物理的な自分とは、皮膚で境界された実体だ。その起源は、幼い時のウロボロスな世界から、皮膚からの感覚によって世界を二分したときに生まれたのだと思う。が、抽象的な空間を作れるヒトは、自分を物理的自分より拡大して認識するようになった。だから自分のテリトリーだと思ってる場所、例えば必要以上に他人が近づいてくると、侵害感を感じ、嫌悪感、または恐怖を覚える。

物理的自分をはみ出た自分を拡大自己と呼ぶならば、拡大自己が、つまり抽象世界で拡大した自己が相手を包んで共同空間を作り、相手のなかに自分を見て共感を生み出す。更には一体感や、所属感を生み出し、共同体を意識させる。拡大自己が広がる範囲によって家族や御近所、趣味仲間、県民、日本人など、意識されるものが変化する。