imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

社会

外界とは何か 不快と外界の関係

外界とは私以外の世界のすべてのことである。では外界は私とどういう関係にあるのか。快・不快の対象としてのみ、外界は存在している。外界と私にはギャップがあって、それが不快を生み出しているのだと思う。その不快を減少させることが、生きる力になって…

人生という作品

人生は奇跡の塊である。人・もの・状況との奇跡の遭遇の連続である。奇跡とは、自己制御できないことを含意する。自己制御できる範囲だけで見れば、人生はベストの選択の連続であろう。すべての人の、どの選択についても、二番目以下の選択をする理由はあり…

日本の没落

外国旅行先で出会った旅行者からときどき、日本の物価は安い、という話を聞いた。彼らが指しているのは、スーパーやコンビニの弁当のことや、ランチ定食のことだった。 それを聞くたびに、浮かれて旅行をしている私は、日本の状況を再認識しないわけにはいか…

入力と出力 人はなぜ考えるのか

y=2x という関数があるとする。xに2を代入すると、yは4になる。言葉を変えると、この関数に2を入力すると、出力は4になる。 人も一つの関数と考えれば、以下のように言えると思う。 ここで言う外界とは、身体の外側のこと。 1ホメオタシス(特に基本的欲…

世界と向き合うために 楽しい人生の過ごしかた

人は感情に振り回される生き物である。感情は制御できないからだ。なぜなら感情は無意識から湧き出してくるからだ。脳科学的に言えば、感情をつかさどる中枢の扁桃体と、記憶の中枢である海馬との間で情報をやり取りすることで感情が生起するが、やり取りさ…

価値について 公共空間で振る舞う基準

北丸雄二というジャーナリストが、アメリカでは自分の価値を公共の場で実現しようと、自己主張する伝統がある、というようなことを書いていた。それに刺激されて、考えてみた。 日本にはそういう意識は弱い。自分の価値を主張して、公共の場を変えていこう、…

経済学と心理学

私の言葉で両者を定義すると、 経済学 損得で人がどう行動するかを研究する学問 心理学 快・不快で心がどう動くのかを研究する学問 つまり経済学は、人が共感で行動すると成り立たない。損得を超えてしまうからだ。経済学が想定する「合理的な消費者」とは、…

なぜヒンズー教徒にはインド人しかいないのか もしくはなぜヒンズー教は他の地域に拡がらないのか

ヒンズー教に全く詳しくないが、私は以下のように予想する。 信仰はより多くの人に共有されるほど普遍化していく。 より多くの人に信仰されるためにはより多くの人が同意できる価値・正しさが必要だからだ。 もともとヒンズー教は北インドの支配民族が信仰し…

誤解から始まる不仲な関係

近い関係なのだけれど、仲の良くない人たちをよく見かける。それぞれの人と話して、私がしばしば不思議に思うことは、どうしてこの人とそんなに不仲になるのだろう、ということだ。 それぞれに相手の気に食わないところを聞いてみると、また実際にその場面に…

自由について 追加

私の書いたブログ 自由についてを読み返してみると、私の扱った自由の概念が開放感と同じ気がしたので、ウィキペディアで調べてみると、自由とは、「他からの強制・拘束・支配などを受けないで、自らの意思や本性に従っていること」とあった。私の言葉で翻訳…

自由について 束縛と快追及と

まず自由の定義を、束縛のない状態、とする。 ではどんな時に自由を感じるだろうか。 仕事が毎日忙しく、時間に束縛されている。時間に束縛されないのが、自由。 個人的なこだわりに束縛されている。こだわりに束縛されないのが、自由。 正しいこと、つまり…

利他について 利他の波及効果

利己と利他を比べると、利己とは直接に自分の利益を得ようとする行為のことだ。例えば公園に実った柿の実をすべて取って食べることだ。 利他にはグラデーションがある。 1 リターンを意識して隣家に柿の実を渡す。 2 自分の評価を上げるために、近隣の家々…

欧米人は上級国民か

日本で、欧米人に接する日本人を見ていると、腫れ物にでも触るように気を遣って、へり下って、最大限の愛想笑いを浮かべて接する人たちを見かけるが、彼ら欧米人は私たちとは何か違うものを備えているのだろうか。 皆が知っているように、もちろん答えは否で…

東京の人

たまに国内旅行をして、地元のパン屋や菓子屋を利用するのだけど、「東京の人が美味しいって言ってた」というような話をときどき聞く。その意味していることは、美味しいものが集まってて、味の分かる人が褒めた、ということだと思うが、東京に住んでみれば…

国内政治と外国のニュース あてにならないニュース

日本の報道機関が流すニュース見て思うことがある。 1 官邸記者クラブ 以前から言われていることだが、大手メディアの担当記者は官邸を批判できない。今でも続いているのか知らないが、安倍首相のときは、週に一回、首相を囲む会、という名目で、大手の新聞…

生物はなぜ死ぬのか 生物・人社会・個人にとって効率がよいとは

先日、小林武彦著 ”生物はなぜ死ぬのか”を読んで非常に刺激を受けた。考えたことを書いてみたい。著書を意訳すれば以下の通り。 死とは、 1 エネルギーと体を作るための限られた材料を次世代に譲ること。 2 限られた生活空間を次世代に譲ること。 3 環境…

アフリカの汚職 部族社会と利権

汚職が多いのは何もアフリカに限ったことではない。中南米で政権が崩壊するのは大抵汚職で政権が持たなくなる時だ。 一ヶ月ほど前、西アフリカのギニアで軍によるクーデターが起きた。今回のクーデターでは当時の政権の汚職がよほどひどかったのか、多くの市…

価値観の作られ方 価値の優先順位の決まり方

人によって価値観はさまざまである。ではその価値観、つまり価値の優先順位はどうやって決まっていくのか。 1 自分に自信がないから、人は自分に価値があると思いたい。 2 容姿や能力は人によってさまざまである。 3 以下具体的に考えていくと、 足の速い…

パレスチナ問題の解決法

二十年ほど前、テレビを見ていると、あるユダヤ教徒とおもわれるイスラレル人の若者のインタビューをやっていた。 いわく、世界に好かれて滅んでいくよりも、世界に嫌われても生き残ることを選ぶ、と。 どうしてパレスチナを併合するのか、に答えた文脈だっ…

ホームレスと心失者

DaiGo氏がホームレスは死んだ方がいいと言ったらしい 植松聖死刑囚は"心失者"は生きている価値が無いと言った。 私の考えをまとめてみた。社会の特性 社会は全体でバランスが取れているので、ある一部が気に入らないからといって、それを除去することができ…

ホームレスは状態である

当たり前だけれど、ホームレスは生得的なものではなく、一時的な状態である。 生まれてこの方、ずっとホームレスだという社会的階層は存在しない。ところで生得的なものに対する公的な場での差別・存在否定は、例えば SNS ではアカウント停止が十分に考えら…

一部のホームレスは好きでホームレスをやっているのか

ホームレスについて語られる時、一部のホームレスは好きでホームレスをやっている、という人がいるが、どうしてそう思ったのだろう。定性性の問題 多分あるホームレスと話をした時に、本人がそう言ったからだと思う。 本人がそう言っているのだから、これほ…

性格を変えるもの 感情と態度と性格の関係

先日、岸見一郎著 'アドラー 性格の心理学’を読んだ。考えたことを書いてみたい。 始めにまずアドラーは性格をいくつかに分類している。 攻撃的なものとして、虚栄心(野心を含む)・嫉妬(羨望を含む)・憎しみ・敵意。 課題逃避的なものとして、控えめ(自分は…

物語と共同体の関係 共同体と感情から見た物語

いくつかの前提聞き手と主人公の関係 近ければ(ex.体験談)臨場感が強いので、内容自体はあまり問われない。遠ければ(ex.辿れない先祖や隣村の夫婦)聞き手は臨場感を持ちにくく、興味が湧きにくいので、惹きつける内容が選ばれる。 既知の場所と未知の場所も…

今、合意できることを合意する

保守か革新か、右か左かではなく、今すぐ合意できることをさっさと合意して実行したい。国家と国家 紛争はないほうがいいに決まってるでしょ。 ここ半年ほどのエチオピア政府軍とエリトリア軍によるティグレ地方での虐殺・強姦・略奪は市民が対象になってい…

存在の不安について 何のために生きているのか 後半

存在の不安とは具体的には 1なぜ生まれてきたのか 2何のために生きているのか これに尽きると思う。向き合いかた 1 宗教の助けを借りる 宗教は世界の外側(文末参照)からの回答を提示できる。 故に、なぜ生まれたのか、何のために生きているのか、という答…

存在の不安について 何のために生きているのか 前半

普遍的な人生の悩みには、未来への不安と存在の不安の2つがあると思う。 今回は存在の不安について。 そもそもなぜ生きることは苦しいのか。 生物として摂食行為が必要、かつ社会的生物として他者承認が必要だからだ。 つまり食べ物を得るために、自己評価…

言葉の意味と事物の役割 生きる意味とは

辞書にも記載されているように、言葉には意味がある。 例えば“鉛筆”の意味は、字を書く道具だ。 しかし目の前にある“この鉛筆”の意味は答えれない。 なぜなら“この鉛筆”の存在の意味を問うことになってしまうからだ。 “この鉛筆”の存在自体には意味はない。 …

同じ反応をしてしまうこと 同一刺激同一反応

喋っていると時々あるのだけれど、ある話題になると必ず同じ反応をする人たちがいる。 人は全体として統合された一つの人格を持っているのだから、同じ刺激に対して同じ反応をするのは当たり前なのだが、その時々によって前提が違っている。にもかかわらず同…

安らぎと宗教

私のことをあれほど大切にしてくれた人が死んでしまった。 今はもう何も喋らない。 これで終わりだなんて寂しすぎる。 死ねば全てが終わってしまのなら、この苦しみに満ちた一回きりの人生はあまりに不条理で不平等。 一般に宗教と言われるものを信じる入り…