共感とは、相手の気持ちが分かり、自分もその気持ちになれること、のようです。
さて、”共同体 1共感” で言ったように、私たちは相手の中に自分を見ようとする。ではそのことと共感とはどう関係しているのでしょう。
1 での例で考えると、見たくない自分を相手の中に見たときは、相手に否定的感情が湧く。当然共感は生まれない。逆に大切な自分を相手の中に見たときは、相手の向こうに見えている自分を大切にすることによって、相手を大切にできる。当然共感が生まれる。と言うか、共感とは、相手の向こうにいる自分を大切にすることだと言える。
で、このことから言えることは以下の通り。
否定的評価を自分にたくさんしている人は、その分だけ相手に共感できなくなる。と言うより相手に嫌悪感を持ってしまう。
逆に肯定的評価を自分にたくさんしている人は、その分だけ相手に共感してしまう。
別の言葉で言うと、自己評価の高い人は共感能力が高いし、自己評価の低い人は共感能力も低い。つまり当たり前の結論が出ている。