imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

完璧主義の心の構造

ときどき完璧主義傾向を持った人に出会うが、どういう機序が働いてそのような傾向が出るのだろう。

 

完璧を期す人は具体的には

1 準備を完璧にしておきたい。

準備を完璧にしておかないと、不安なのである。足りないところが少しでもあると気になって仕方がないのである。うまくいかないような気がするのである。

 

2 理想の状態にしておきたい。

思ったような状態にしておかないと、落ち着かないのである。思ったような室内装飾の配置、思ったような人間関係。別の言葉で言えば、強迫神経症的なのである。

 

1・2を合わせると、外界への操作欲求が強すぎるのだ。

 

ではなぜ操作欲求が強いのかと言うと、自分より世界の存在が大きすぎるからである。世界に自分が圧迫されて、脅かされているのである。それで、何とか世界を操作して安心を得ようとしているのである。

 

逆に言えば、自分の存在が小さすぎるのだ。よくある言葉で言えば、自己肯定感が低すぎるのだと思う。

 

以上、完璧主義は低い自己肯定感に源を発し、それが外界を過剰に大きく感じさせて、脅かされ、それを払拭して安心感を得るために、強い操作欲求を持ってしまう。その一つの表現形態が完璧主義だと思う。