政治家は選挙という血を吸って生きている。 そこ以外に有権者に知ってもらえる場所がない。 故に政治家は選挙に出なければ認知度が下がって当選できなくなる。
多くの選挙民にとって政治家を見るのは選挙期間中しかない。 選挙が終われば自分の投票した政治家がどういう活動をしているのか全く知らない。興味もなくなる。 とすれば政治家にとって選挙民に知ってもらう唯一の方法は選挙だということになる 。
権力を持った政治家 つまり当選した政治家であるためには、当選するために選挙に出るだけではなく、選挙に出ること自体によって存在が維持できるのだ。
認知度の低い政治家や政党にとってはなおさら切実な問題だろう。
以上のことを踏まえて2020年の東京都知事選を振り返ると、れいわ新選組の山本太郎氏やN 国党の立花孝志氏、日本第一党の桜井誠氏は出るべくして出たと言える。