imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

入力と出力 人はなぜ考えるのか

y=2x という関数があるとする。xに2を代入すると、yは4になる。言葉を変えると、この関数に2を入力すると、出力は4になる。

人も一つの関数と考えれば、以下のように言えると思う。

 

ここで言う外界とは、身体の外側のこと。

 

 

入力もと

出力される場所

その後  フィードバックが効く

1ホメオタシス(特に基本的欲求)

身体内

身体内(基本的欲求)

 

2ホメオタシス(恒常性維持機能)

外界(暑い・寒い)

身体内

 

3行動

外界

外界

 

4思考

外界

意識

 

5社会

他者との関係

他者への表現として

 

上記はすべては提示していない。

 

1 ホメオタシス  身体内からの基本的欲求が入力で、入力は意識されない。出力は、食欲・性欲・睡眠欲という形で意識に上がってくる。更には意識に上がってきた欲求が入力となって、次の出力を促していく。

 

2 ホメオタシス  外界から入力され、身体内で出力される。暑い・寒い・熱い・冷たいなど。それに対し、汗をかく、鳥肌が立つ、など。

 

3 行動  外界からの入力、例えば、川が決壊しそうだ。出力は外界で、この場合は行動になる。具体的には、どのうを積む。や、逃げる。

 

4 思考  外界から刺激が入力され意識に出力される。読書など、経験・知識が入力され、思考した結果、とりあえずの結論を得る。これが出力。

 

5 社会  人とのやり取り、人間関係が入力で、出力は表現行為。いろんな経験を積んで(入力)、それをいかして、社会に発信する(出力)。

 

出力後、フィードバックが効く、とは出力が入力に影響を与え、循環すること。

 

これらの出入力の関係を抽象化すると、人の関数の役割は、外側との矛盾解消のため、つまり外側とのギャップを埋める作業をしているのだと思う。どれも外側にギャップがあって(入力)、それに対処すること(出力)によって、ギャップを解消する。別の言葉で言えば、不快があって(入力)、それを解消(出力)する。

 

例えば、寒い、というギャップがあって、鳥肌が立つことによって、熱の放散が抑えられてギャップが解消あるいは縮小する。

川が決壊しそうだ、という不安な状態(ギャップ)があって、どのうを積んで(出力)、不安を解消する。

 

と考えれば、人が思考するのも、何かギャップがあって、それを解消するための行為、と考えられる。つまり、人が思考するのはギャップがあるが故に起こる必然的な現象だと言える。

 

世の中には考えるのが好きな人がいるが、別の見方をすれば、何か外界との間にギャップがあって、それ故に考えざるを得ないのだ、と言える。外界と何のギャップ・不快もなければ、わざわざ考える必要がない。つまり、頭がいいから思考するのではなく、必要に迫られて思考しているのだ。

 

思考の出力は外界ではなく、意識に出力される。つまり外界の環境を改変するのではなく、意識を改変することになる。つまり自分の認識世界を改変するのだ。それはそれまでの安定した価値観を部分的にしろ崩す作業になる。故に考えるとは、自我の危機を抱えることになる。