imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

物語としての映画 映画から学ぶ人生への態度

先月1ヶ月 Netflix を契約して、映画を何本か見た。
監督の意図は別にして、私から見た映画の主題について感じたことを書いてみたい。

物語から見た映画の型
1 異質なものとの出会い
主人公が異質なものと出会い、
1) 摩擦が起こり、その摩擦を解消するためにある決断をする。
1)) 止揚型 包摂する、または包摂される。つまり主人公の変容が生じる。主人公の決断は利他で、感動を呼び、多くの場合、映画のクライマックスになる。
例 "グラン・トリノ" 異質な外来者モン人を受容し、彼らのために命をかける。
2)) 対決型 異質なものと対決し、勝つまたは負ける。 主人公の変容は起こらない。
例 "ロッキー" 主人公がモンスターのような選手に挑戦して勝つ。
"パラサイト" 主人公家族が異質な世界(上流社会)に出合い、摩擦が最大になったとき、対決し、破れ、家族は解体する。
どちらも主人公の変容は起こっていない。

2) 摩擦は起こらず、主人公は異質世界に馴染む。つまり主人公に変容が生じる。物語の主題は変容には無くて、その後の主人公にある. 多くの場合、変容した主人公は元の世界に戻るが、圧倒的マイノリティなので、外部に働きかけることはできず、覚醒した少数者として成り済まして生きる。
例 "マトリックス" 覚醒したネオは元の世界に戻り、なりすましながら仲間を探す。

2 世界そのものを問う
主人公が世界に翻弄されて生きる姿を描く。
例 "この世界の片隅に" すずの成長、結婚、戦争体験を通して、世界とはどう言うものかを描く。


映画は重層的に描かれる、または解釈できるので,複数の型を見つけることができる。

映画から学ぶ人生への態度

以上見てきた映画の型の中で、人生への態度として大切と思えるのは、変容を伴う型だと思う。
異質なものと出会っても変容しなければ、以前の自分と同じだ。 いろんなことを経験しても変容しなければ、変化のない世界に住み続けていることになる。 わくわくドキドキのない単調な世界だ。 せっかくの経験が学びに繋がらない。

成長するとは、異質なものと出会い、摩擦が生じ、包摂する・コラボする・変身する、つまり変容することだと思う。