グアテマラでカフェに入る
二十代で外国旅行したとき、カフェなんかには絶対入らなかった。地元の人が行く店以外には入らなかった。日本食ももちろん食べなかったし、欧米人がよく行く店にも行かなかった。
地元の人と共に一緒にいたい、と強く思っていたし、地元の人たちの文化を知りたい、って言うのが外国旅行の目的だった。
しかし今は、、、
今この文章を書いているのはカフェ。
ケーキとコーヒーで32ケツァールもする。食事2回分だ。よくこんな田舎にこんな店があるな、と思った。
今は以前とは旅行の目的が違っているから、こんな店に入るのも抵抗がなくなった。
他人の旅行をを批判する人がいる。スペイン語なんか勉強する時間があるんだったら、外に出て人と接した方がいいとか、長期でスペイン語圏を旅行するのに、スペイン語を喋れないで旅行しても、人と交流できないとか。
自然ばっかり見て回る人や遺跡ばかり見てまわって今の文化に興味がない人を、地元の人に興味がないとか。
旅行案内書に頼ってばかりの人や地元の料理を食べない人、短距離移動はタクシーしか使わない人。
それぞれに批判されるけど、その人の旅行目的に合致してればそれで良いんじゃないかな。
旅行目的は人それぞれ違うんだから、旅行スタイルが違って当たり前だと思う。
大切なのは、旅行スタイルが旅行目的に合致していることだと思う。それは自分にしかわからないことだ。
同じことが人生にも言える。
シェラでよく行ったカフェ。金持ちか、外国人しか来てなかった。