imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

タパチュラ

グアテマラのビザは90日なので、1度国境を越える必要があり、メキシコに行くことにした。グアテマラエルサルバドルホンジュラスニカラグアはビザ協定を結んでいて、この4か国内の移動は国境を越えたことにならない。 まさかのグアテマラ三ヶ月滞在。まさかの再びメキシコ旅行。 9月27日 土曜 ビザ更新のため、メキシコの人口三十一万人のタパチュラに来た。標高170メートル。グアテマラのビザは90日なので、それを過ぎる前に国外に出なければならない。シェラからバスと乗り合いタクシーを何度か乗り継いで国境を越え、タパチュラに。シェラ~サンマルコス 一時間半、10ケツァル。サンマルコス~マラカタン 一時間、15ケツァル。マラカタン~エルカルメン 30分、5ケツァル。国境を越えて(ガテマラのイミグレでみんな払わされてる賄賂の10ケツァルを払う)メキシコ入国。タリスマン~タバチュラ 40分、18ペソ。(1ペソ、8円) サンマルコスは、アンティグア、ウエウエテナンゴ、コバンと並ぶ国内の有名なコーヒー産地で、バスからもコーヒー農園がずっと続いているのが見渡せた。シェードツリーはほとんどがカカオ。 国境を流れる川では、不法入国者たちが、豪雨で増水した川を、ビニール袋に何かをいれて、かつそれを浮き輪がわりにして、パンツ1枚で堂々と渡っていた。橋の上には多くの見物人がいた。 タパチュラは豪雨の直後で、道路が川のようになっていた。白い箱バンはミニバス。ちなみにメキシコのタクシーはほぼすべて日産サニー。こちらでの車名はTSURU。
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グアテマラからメキシコに入ってどう感じるか。 まずでこぼこがなく、広い車道に感動。国境からのミニバスは時速100キロほど出してた。街に着いて、中心部をぶらぶらして思うのは、人の表情が明るい。背が高い。服装が開放的。グアテマラ第2の都市シェラよりもずっと都会。 夜が明るい。中央公園辺りは街灯が煌々とついて治安の悪さを感じさせない。シェラは日が暮れるととたんに人も車もグッと数が減る。私は夜は出歩かなかった。 グアテマラと比べるとずっと豊かなのだ。夜8時まで街を歩いたが、男も女も普通に出歩き、飲食店や電気屋、スーパー等が開店していた。 中央公園前の教会。
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人の表情が明るい町っていいなぁ、と素直にそう思った。 ラスアメリカス ホテル泊。100ペソ。パティオのある造り。
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標高が低いので、水シャワーのみ。頼めば毎日シーツ、掛けシーツ、枕カバーの交換、トイレ兼シャワー室と部屋の掃除をしてくれる。グアテマラでは悩まされたダニもいなかった。替わりに蚊が毎日一匹ほど入ってきたが。 夕食ケサリーヤス(大型タコス包み)。チーズがいっぱい入ってた。25ペソ。 28日 日曜 近所のカルド屋で朝食。cardo de pata20ペソ。豚足の汁物。メキシコらしい薄いトルティーヤがいっぱい付いてきた。グアテマラでは最初に出てくるのは4枚ぐらい。両国とも、基本食べ放題。
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メキシコではほとんどのトルティーヤは機械製造。人力製造の場合、薄いので手だけでは延ばせず、最後は木の板で挟んで体重をかけて延ばしている。 グアテマラでは機械製造を見たことがない。ペタペタと言う音をたてて、手で整形してる。そもそもドゥも、まず乾燥トウモロコシを買って、大鍋で茹でて、水気を切ってから挽き屋に持っていって引いて貰ってから作る店が多いので、それぞれ味が違う。 ここは、以前に行ったサンクリストバル デ ラスカサスと同じチアパス州だけど、中央公園に座って見ていると、先住民の女性が民族衣装ではなく、洋服を着て歩いている。特に若い女の子が友達と一緒におしゃれをして歩いている。ラスカサスではそんな光景を見かけなかった。 29日 月曜 3時から豪雨。回廊廊下に椅子を出してぼんやり空を見てたら、シェラでずっと一緒だった徳竹さんが来た。同年代。雨でサンクリストバルへの国境が行けなかったので、こちらに来たそうだ。なんだか嬉しい。 この土砂降りのなか、洗濯物を干している人がいた。メキシコもグアテマラキューバもほとんど、もしくは全く絞らないで干す。乾いてなけば雨が降っても取り入れず、次に晴れて乾くまでそのままのことが多い。が、土砂降りの中で干すのは始めてみた。なんだか滑稽な気がした。 昼食に高そうな店に入ってメニューをみたが、最高で100ペソで、それさえやってなく50ペソのエンチラーダスのモーレソース掛けを頼んだ。コクが無かった。驚いたことにチップも無かった。
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夕食はバナナ2本。5ペソ/キロ。4本で3ペソだった。標高が低いのでグアテマラのシェラより安い。外食もこちらの方が少し安いぐらい。稼ぎはタパチュラの方がいいだろうから、シェラは暮らしにくい所かもしれない。ただ野菜と主食の乾燥トウモロコシは不明。旅行者にすると宿泊代はシェラの方が4割ほど安い。駐車場代は、1時間10ペソだった。 30日 火曜 朝食後、カフェに入ってネットに接続してメールなどを確認した。午前中は音楽をかけずとても静か。禁煙で、かつ適度に冷房が効いていた。Gramlich cafe.とても豊かな時間を過ごした。昼前から地元の金持ちじいさん達の社交場になった。コーヒー15ペソ。でかいケーキ30ペソ。庶民にはかなり高い。チップも。夕方、市場で食事。魚フライ。ご飯と煮豆とトルティーヤ付き。20ペソ。 雨期のある地域では、アリは地面に巣を作れないんじゃないかな。水没しちゃうから。木に巣を作ることで雨期に適応してきたアリは、高い建物にも適応できる。タパチュラは、世界最多雨地方の1つらしいけど、2階のこの部屋にも二種類のアリが我が物顔で歩いてる。キューバハバナで泊まった9階の部屋にもとても小さいアリが砂糖壺に行列してた。 夕方、シャワーを浴びてると、今まで半年旅行を続けてきて、俺、今、めちゃめちゃ元気や、と言う思いと共に、体から力がみなぎってきた。最近、歯は抜けちゃうは(奥歯が割れて、再建できなかったのでやむ無く抜いた)、筋肉は細ってくるはで、このまま旅行続けて大丈夫かなぁ、って思ってたけど、体、充実してる。ガハハハハハ。 10月1日 水曜 タパチュラを9時15分発、シェラ3時着。またもやグアテマラのイミグレで10ケツァルの賄賂を取られた。 街は下水道の大工事中だった。直径1、5メートルほどの石がごろごろ出てた。
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住宅地の道路。落ち着いた感じだった。
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教会の天井。木枠で囲ってあるのも、十字架があるもの初めて見た。
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宿屋の部屋のファンはフィリップス製だった。
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シェラに向かう帰りのバス。通称チキンバス。二人掛けのイスに3人座る。前に見える男女は他人同士。
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