自分と他者と世界

もし世界に自分しかいなければ自分の価値だけで世界と相対できる。自分の利益のみを追求できる。あり得るのは利己行為のみ。

もし世界に自分の他にもう一人いたらその人の目を通した世界を知ることになる。関係を持つとはそういうことだ。結果、自分の見た世界と他者の見た世界とのバランスを取る必要が出てくる。利己にのみ振る舞えた世界が、他者のためにも世界と向き合わなければならない。損得以外の行動原理が生まれる。それが共感だ。

利己だけで測れる絶対世界から、他者の価値を勘案した相対世界へ
物差しひとつの世界から、複数の物差しの世界へ
安全だけど予測可能なつまらない世界から、予測不可能なワクワクとした世界へ

他者と関わるとは、計算可能な利己・損得の世界から、共感と言う制御するのが難しい感情を取り込むと言うことだ