グラナダ

１６日　火曜　マナグアを経由してグラナダに移動。かって首都をレオンと争い、決着がつかず中間のマナグアを首都にしたと言う経緯のある都市。ニカラグア第一の観光都市のようだ。 レオンより圧倒的に瓦屋根と木造のひさしがよく残っている。維持するのにお金がかかるだろう。だけどその景観が観光客を呼び込んでいる。

カテドラルの前の階段に夕方座っていると、

ハンモック売りが喋りかけてきた。エステリと言う町からバスで４時間かけて来ていると言った。今から帰るのか、と訊くと、いや帰らない、と言う。へー、じゃホテルで泊まるんだ、と思いながら、どこに泊まるの、と訊くと、当然のように、この辺りで寝るよ、と言った。夜、冷えて寒いんだよね、と付け加えた。気付かなかった。てっきりどこかに仲間と一緒にホテルに泊まっていると思っていた。路地で物売りしてる人のなかには野宿してる人もいるのか。もっとも安上がりだもんな。 ハンモックはどこで買ってるの、と訊くと、自分の町だと言う。話しているうちに分かったのは、彼がこのハンモックを編んで作っていることで、彼は、強く引っ張らないとダメだから、指の皮が固くなるんだ、と言って触らせてくれた。材料の紐を買っているらしい。 もしそんなことも織り混ぜながら観光客に売り込めば、そのハンモックにより個別の情報がついて売れるに、と思った。 明日は帰って、家でぐっすり寝るよ、と言った。 観光客用の馬車。荷運びにも馬はよく使われている。

マンゴーの木の並木道。大木になる。左側。