imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

キチェ族 ナワラ ケツァルテナンゴ グアテマラ

6日 日曜 8時発16時着。タカさんとナワラに行く。日曜市とマリアの家に行く。泊まれそう。次にサンアンドレス シュクレへ。黄色のファサードの教会。次にサルカハヘ。織物を見る。絣織り。見事なのがある。 7日 月曜 午前中カフェへ。セントロの高級店。8ケツァル。1ケツァル13円。ネット接続が速い。宿では動画が動かない。 8日 火曜 午前中、街散歩。市場で昼食。昼過ぎに帰宿。シャワーを浴びる。昼過ぎから雨が降りがちなのでいつもこんな感じ。 9日 水曜 マリアの家にとりあえず1週間でホームステイしに行く。シェラからバスで小一時間。ナウワラと言うキチェ族の村。
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ノーベル文学賞をとったリゴベルタ、メンチュウもキチェ出身。シェラの日本人宿のオーナーのタカさんの紹介。マリアは織った布をシェラに売りに来ている。初日の夕食は実だくさんの牛肉のスープ。カルド デ ルス。出汁が出て旨かった。
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ニンジン、ハヤトウリ、キャッサバ、キャベツとトマト少し。、長女の家でテレビを見る。一つの敷地の中に建物が4つあって、そのうち2つは独立した家で、二人娘の家族がそれぞれ住んでいる。他に1つは寝室と電気温水のシャワーだけの家で、長女ダリラの家とくっついている。たぶんマリアの家だと思うが、今は私が使ってる。
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もう1つは入り口の部屋で20畳ほどの広さで、端にベッドが1つあって、たぶんマリアの夫のベッド。何か事情があるようで、食事も皆が食べ終わってから部屋から出て来て、一人で食べている。誰も口をきかない。この部屋と背中合わせに食堂がある。
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ダリラのタイル敷の家以外、すべてコンクリートのたたき。ほとんどが日干し煉瓦の壁で、一部コンクリートブロック。
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屋根はすべてトタン。あと面白い施設があって、サウナ棟。この村ではよく見かける。トイレも別棟。あと機織り部屋がある。 10日 木曜 ナワラに行く前に、ダニと南京虫は覚悟しろと散々脅されたが、朝起きても痒いところはなかった。毛布二枚かけて寝たが、夜中寒かった。 村の中ではすべてキチェ語。スペイン語はまったく聞かれない。当然家の中もキチェ語。なのでスペイン語の勉強にはまったくならない。肩すかし。 朝食はキャベツのスープと、昨日に乾燥トウモロコシをゆで、今朝どこかで挽いて貰ってきた手作りトルティーヤ。昼食はトルティーヤと私の好きなぺピアン。残念なことにぺピアンは市販のルーを使っていた。この地方の煮物料理。市場で作るのを見たことがあるが、大量のゴマに黒焼きにしたシシトウを入れてミキサーにかけてルーを作っていた。長期滞在の日本人に訊くと、本来はカボチャの種を使うらしい。日本カレーからカレーの味を抜いて香ばしくした感じ。市販のルーには焦げた香ばしさがなかった。ゴマはグアテマラの主力輸出農産物。 次女のスサーナの夫が8時頃にスズキの125ccの単車で出掛けた。9時頃にダリラの夫が出掛けた。その弁当を詰めたのはスサーナだった。午前中、スサーナがダリラの家の洗濯もしていた。昼過ぎにスサーナが夫に弁当を持って行った。 いつもタンポポコーヒーのようなものとトウモロコシの粉を溶かして作るピノルと言うはったい粉の味のする飲み物を暖炉にかけていて、気が向いたときにパンと一緒に食べる。どちらも砂糖入り。 調理をするときは惜しげもなく薪を使う。材はマツ。山にはマツがたくさんはあるので安いのだろうが、人口が増えると、こんな使い方はできなくなるだろう。 ダリラの夫が夕方トゥクトゥクに乗って出掛けたまま8時になっても帰って来ない。ダリラが携帯で夫に電話をかけている。マリアも横で不満顔だ。皆が考えていることは、別の女の所に行ってること。9時までは帰って来なかった。翌朝7時前から薪割りをしてた。 在住日本人によると、グアテマラのほとんどの男は浮気をするらしい。と言うか結婚して数年すると他に女をつくって帰って来ない。だから母子家庭がとても多いらしい。そのうちの一部は、こんなことを繰り返して行く当てが無くなると、妻のところに 戻ってくる。が、食事、寝る場所すべてが別で口もきいて貰えず生涯を終わるそうだ。この家の入り口の部屋に一人で寝ている男がいるがたぶんマリアの夫だろう。食事も皆が食べたあと一人で食べている。孫以外誰も口をきかない。 11日 金曜 7時に起きたらマリアはもうシェラに出掛けたあとだった。数ヶ所ダニに吸われた。朝食はジャガイモスープ。この家では出汁はすべてインスタントの粉。臭いを嗅ぐと、ラーメンの臭い。それに昨日煮て、今朝挽いてきたトルティーヤ。 10時ぐらいにダリラの友達が来て皆でバスケットボールをしに行く。家の近くに山を利用した公園があって、そこにコートがある。ダリラと11才の息子、スサーナと4才の息子と2才の娘。コートに行くとすでに高校生がやっていた。かなり上手い。昨日放課後の学校の体育館?を覗いたら、おしとやかな筈の女子も含め、活発にバスケットをしていた。学校が推奨してるスポーツなのだろう。グアテマラの国技はサッカーと自転車だそうだ。 すでに若者たちがコートを使ってゲームをしているにもかかわらず、ダリラがシュート練習を始める。すぐに息子も加わり、そのうち、見ていたスサーナと友達も加わり、2対2でゲームを始めた。皆学生の頃はやっていたのだろう。シュートを決めていく。普段からこうやってコートを使っているのだろう。若者は何も言わなかった。小一時間ほどゲームをしたあと、友達とダリラはコートの周りを4周走った。帰り際、ダリラが5ケツァル落としたことに気がついて周りを探したが見つからなかった。若者には訊かなかった。この村では道ですれ違うときは必ず”ヴァオ(こんにちわ:キチェ語)”と言って挨拶をする。まだ地域コミュニティーが生きてる。が、教会前の広場には、昼間からベンチの下で寝ている酔っぱらいかホームレスが数人いる。 みな汗をかいた筈だが、湯を浴びたのはダリラだけ。 昼食はトルティーヤとブロッコリーのスパゲティ。ブロッコリーは別に塩水でゆで、スパゲティは、トマトをミキサーにかけた汁の中に入れて火にかけた。味付けはインスタントの粉と塩。 ダリラは12時半に仕事に出掛ける。5時半に帰宅。ダリラの11才の息子が1時に学校へ出掛ける。5時に帰宅。 マリアが6時に戻ってくる。シェラまでは片道小一時間。 夕食は7時からトルティーヤとウインナーの炒め物、トマト入り。
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おまけでそのフライパンでタマネギ炒め。とても質素、量も少し、だけど孫達も当然の顔で食べている。仕事から帰ったマリアが作った。夕食は各自の家に持って行って食べる。寒いのと暗いのと、あとダリラの家にはテレビがあるので、見ながら食べている。マリアも一緒。 12日 土曜 マリアは家。スサーナは8時過ぎに起きてきた。夫は家に居なかった筈だが。スサーナの夫を初日の水曜の夜と翌朝以外見ていない。木曜の昼間にスサーナが夫に弁当を持って行ったのが、夫の最後の情報。 朝食はトマトと炊いたご飯と大粒のフリホレスの煮豆。もちろんトルティーヤ。マリアの夫は一番に朝食を食べてた。食堂に行くとマリアと二人だけで、いつもにこにこ顔の夫がひどく怒った顔をしていた。 日干し煉瓦の壁は保温性が高く、昼は涼しく、夜は温かい。が、湿気が多い。台所兼食堂だけはいつも火を焚いているので乾燥していて、土間で砂ぼこりが立つのでしばしば打ち水をしている。日干し煉瓦の家は窓が小さいので中は暗い。コンクリートブロックの家もその様式は踏襲されている。コロニアル風の家はもちろん窓も多くて大きい。 ダリラの夫は7時には起きトゥクトゥクを洗い、8時過ぎにトゥクトゥクに乗って出ていった。ナワラのバス停と中心地は歩いて2~30分離れているので、トゥクトゥクに乗る人が多い。シェラで買い物をした人はなおさらだ。片道2、5ケツァル。3人まで乗れるが、料金は同じ。シェラでもよく見かけるが、女の人は大きな風呂敷を持っていて、買った物をすべて包み、重いときは頭の上に乗せて運ぶ。 11時半にダリラの知人が4~5才の女の子を連れて何かを持ってやって来た。そのまま家に入る。2時頃帰って行ったが、女の子は白と赤のドレスを着てた。 昼食はカルド デ ルス。牛の塩味煮。と、タマレス。トウモロコシ版ちまき。 トウモロコシ畑は、遠目に見るとトウモロコシ一色だが、近くで見ると、ソラマメやつる性のインゲン豆や地這いのウリが混植されている。
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夕方マリアの夫が入り口の部屋で酔って大声で叫んでいて、マリアが行ってお互い怒鳴りあってマリアがすぐに戻ってきた。いつもと同じ顔をしていた。そのあと二人娘と長らく小声で話していた。 夕食は、朝食の残りのフリホレスと昨日の昼食の残りのスパゲティ、そしてトルティーヤ。 夕方お菓子としてタマレスを蒸したとき、ついでに蒸したおおバナナをミキサーにかけたジュースが出た。濃厚で少し酸味があった。 夕方久し振りに雨が降った。 この村の水道は山から引いて来ているので、メーターはない。火はすべて薪なのでメーターはない。唯一電気だけメーターが付いている。下水はそのまま流してる。ちょっと信じられないが、グアテマラ第2の都市シェラも下水処理場がないそうだ。ほんとかな。 この3泊で、戦意喪失するほどダニに食われている。シェラに帰る日を指折り数えてる。 今日スサーナと夫がサウナ風呂に入った。もちろん一人ずつ。中は背の高いすのこが置いてある。外でバケツにお湯を沸かし、それを中にいれ、薄めるための水バケツも入れておく。更に入る前に中で薪をくべる。酸欠になって煙がもうもうと出る。そのなかで湯浴びするのだ。日干し煉瓦を使った小さな空間なのですぐに温度が上がる。かつ燻すのは防虫の為ではないだろうか。衣服は持って入らないので、髪の毛の防虫。もしくは薬草も燻しているので健康のため。もしくはその両方。
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