imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

エッセイ パンケーキ 2022年8月

今日久しぶりにパンケーキが食べたくなって、調理して食べた。

 

去年の秋ごろ、ユーチューブで山岸秀匡というアメリカで成功したボディービルダーの動画をしばらく見ていたことがあった。仲間と近くのパンケーキ屋に行って、食事をする動画がアップされていた。

パンケーキ(ホットケーキのこと)の枚数と、生地の種類で商品が区別されていた。

サーブされた皿にはアメリカらしく山盛りのパンケーキとバナナ・ブルーベリーが載っていて、後は自分でシロップやブルーベリーソースを、彼の仲間はやはり山盛りかけて食べていた。

中心になる穀物がまずあって、それにどんどん味を足して組み立てる発想に見えた。

この食べ方だと、生地の食感は分かるだろうけど、たぶん生地の味は分からないだろう。

 

この動画を見た後、よくパンケーキを作って食べていた。空腹の時にこの動画を見たようで、一杯載せて食べてやろう、という気持ちだった。

いろいろ食卓に用意したのだが、まずはバターだけで、と思いシンプルに食べてみた。生地に僅かな甘みがあってうまいなぁ、と思いながら半分程食べてしまった。次に何をかけるか散々迷ったのだが、結局アップルソースとヨーグルトを別々にのせて、それで食べきってしまった。

次はもっと載せよう、と何度も作ったのだが、結局いつも載せる物はほとんど変わらなかった。

なぜこうなるかと言うと、生地を味わいたいからだ。トッピングはなるだけシンプルにして生地の美味しさを味わいたい。

 

これは私に限らず多くの日本人の調味の発想だと思う。薄塩、薄味なのだ。

 

冷ややっこの食べ方はそれが典型的に表れていると思う。

 

それぞれの国で、気候や生産物の違いがあって、それに最もマッチした調味法が発達してきた。その調味法で育ってきた人は、その調味法が最も美味しいと感じるのだろう。

 

よく言われることだが、他の文化圏の料理の否定的感想を言う時は、まずい、ではなく、私の好みではない、というような表現が良いと思う。