当事者の知らないところで、当事者に不利な決定がされている、ところにある。これが当事者の被害者意識を刺激するのだ。日常生活の不遇の責任を他人になすりつけたくて仕方のない人達に格好の口実を与える。そこにしがみ付いてしまうのだ。
他の要因としては、
1 加害者が少ないほど秘匿性、確認不可能性が増し、荒唐無稽さが増大するにもかかわらず信用可能性が増大する。
2 被害者が多いほど連帯感が増し、燃え上がりやすくなる。
現実は偶然性・偶有性が高すぎて予測不可能に傾くが、予測不可能な未来でも対応できる戦略は、以下の二つだと思う。
1 すべての実現可能性について書き出し、優先順位の高い順に即対応できる準備をしておく。
2 体制がどう転んでも大丈夫なように、各方面の主要人物とパイプを持っておく。
1の実現可能性は無数にあって対応に手間暇がかかるが、2の主要人物はせいぜい数人なので非常に有効な対応策だ。