imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

思い付き 早生まれの不利を挽回する方法

スポーツ、学習において、遅生まれが早生まれより高い成績を収めているらしい。

https://style.nikkei.com/article/DGXBZO26261010W1A400C1000000/

 

プロ野球・プロサッカーチーム選手の年齢構成はそれを証明しているようだ。ただオリンピック選手はそうなっていない。記事によると、早生まれが不利なのは個人競技よりも団体競技に明らかなようだ。記事では学科の偏差値についても同じ結果になっていると報じている。

 

例えば幼稚園の年少組での4月10日生まれの子と翌年の3月10日生まれの子なら知的にも、運動にも前者のほうが有利だろう。同じことは小学校1年時にも言える。年齢を重ねても同一集団の中でその状態が維持されることは十分に考えられる。

 

以上のこと、つまり早生まれは不利を前提としたうえで、どうすれば早生まれの不利を挽回することが出来るか。

 

私の経験を言えば、私は2月後半生まれである。小学校2年の終わりに引っ越して別の学校に3年時に転入した。1・2年生の私は、先生の言うことを聞かず、お馬鹿さん友達とばかりつるんで、どうしようもない奴、という評価だったと思う。もちろん成績は悪かった。勉強をしない友達とばかり遊ぶな、と母親によく言われた。友達の母親も同じことを言っていただろう。

 

そして3年生の始まりと共に新しい小学校に行き始めた。私がすぐに喧嘩をすることは誰も知らなかった。給食の時間、私がサッカーボールを蹴ることも誰も知らなかった。

知らない人たちに囲まれて、私はひどく緊張していた。そして普通の人のように振る舞っていた。すぐにみんながそのような人間として私と接し始めた。そして私はそれに馴染んでいったのだ。クラスで勉強も運動も良くできる子と仲良くなり、私の地位が突然上昇してしまい、皆がそのような目で私を見るようになった。内実の私は何も変わっていないのに、である。不思議なことに成績も上位に入るようになった。

私はその状態で中学3年までを終えたのだ。

 

ごく僅かな例しか知らないが、早生まれだけれど、引っ越しが多かった子供がよく勉強ができた例を知っている。

 

私が思うのは、同じ環境にいると、自分の能力を発揮する努力をするよりも、その環境に馴染んでしまうのではないか、と言うことだ。周りの人たちにそう見られれば、自分も意識せずにそれを演じてしまうのだと思う。

それを強制的に終了させるのは、登校する学校を変えることだと思う。年が幼く、体が小さかった故にできなかったにもかかわらず、その劣等生を前提として扱われ続ける環境から逃れるには、つまり人生をリセットする簡単な方法は、転校することだと思う。

 

と言ってその為だけに引っ越しできるわけではないだろう。しかし転校は子供にとって良くないイメージがあるが、転校が必ずしも子供にとって勉強の遅れなど不利に働くわけではない、と私は主張したい。一部の子供にとって、転校は良い効果もある、と思う。

 

逆に言えば、クラスでの地位が高かった遅生まれの子供にとって、転校はその地位をリセットする可能性があるだろう。