imakokoparadise’s diary

科学的エビデンスを最重視はしません。 エビデンスがなくとも論理的に適当であればそれを正しいと仮定して進む。私の目的は、得た結論を人生に適用して人生をより良くすること。エビデンスがないからと言って止まってられない。 目的は、皆の不安を無くすこと。

人はなぜ成人すると大きくならないのか または植物はなぜ成長し続けるのか

室内に取り入れた胡蝶蘭が花盛りである。去年は、葉っぱを一枚だけ出した。一昨年は二枚だった。非常に成長が遅い。調べてみると、とても長寿で、80年程の寿命があるようだ。基本、成長の遅い生き物は長寿である。ほんとかウソか知らないが、千年生きると言われている仙人は一日一回しか呼吸をしないそうだ。

そばにいた成人の娘に、この胡蝶蘭は成長がとても遅いから、二人よりも長生きするよ、と言うと、私はもう大きくならないから、もっと長生きするよ、と言われた。

 

人に限らず、動物は成熟すると、体の成長は止まってしまう。しかし植物は成長が止まることはない。常にどこかの部分が成長を続けている。その違いはどこから来るのか。

多分これが正解だと思うが、動物は糞をするからだ。動物は不要物を体外に排出できるので、体内に貯め込む必要がない。対して植物は不要物を体内に貯め込むしかない。気孔から二酸化炭素CO2 と水H2Oは排出できるが、根から摂り入れて体の構成要素として使った窒素Nを排出できない。なのでエントロピーが増大してしまう、つまり利用できない物質が増大してしまうので、それをそこに置き去りにして、新しい場所で成長するしかないのである。

利用できない物質とは例えばリグニンで、そこはさすが植物で、ただ置き去りにするだけではなく、木部として体を支えるために使っている。

 

これが胡蝶蘭より娘のほうが成長しない理由だろう。故にもちろん、娘のほうが胡蝶蘭よりも長生きできる根拠にはならない。

 

これだけでは、人が成人後、成長しない理由にはならないので、その理由を考えると、例えば脊椎動物の場合、性成熟した時点で、必要な大きさ、つまり子孫を残すに必要な大きさに達しているのだと考えられる。なので不必要に、つまり無駄に体を大きくする必要がないのだろう。

 

もし植物も排便できたなら、性成熟に達した時点で、体の大きさを止めたに違いない。

 

訂正  
リグニンはCとHとO で構成されていて、Nを含んでいませんでした。細胞膜などに使われていた窒素は希少なので、他の所に運び去られているようです。

また窒素の体外への排出方法は、正確には、排便ではなく、排尿です。