2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
1912年の乃木希典の殉死に触発されて書かれた小説である。江戸時代の殉死の記録を小説の形で再現している。つまり記録に残る実在の人物達を描いた歴史小説である。もちろん登場人物の感情は鴎外の想像である。 あらすじ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9…
初めて言文一致で書かれた、日本の近代小説始まりの作品である。著者は1864年生まれである。 あらすじ 公務員を解職された優柔不断な主人公の文三と上司にゴマを擦って昇進した軽薄でお調子者の同僚の昇、文三が居候している親戚で、向こうっ気の強い美人の…
鴎外は1862年生まれ、漱石は1867年生まれで、同じ世代である。1868年の明治維新の時、6歳位なので、江戸時代の空気を吸っている。 1907年に軍医の最高階級である陸軍軍医総監(中将相当)に任命される。軍人と小説家、翻訳家の二つの人生を生きた。 作品の内…
雑感 書評「虞美人草」夏目漱石1907年初出 2025年4月18日 ブログ 漱石が職業小説家として書いた最初の作品。華美で豊饒な表現、練られた展開、単純だが特徴あるキャラクター設定。意気込みのほどが伺われる。 あらすじは、 哲学者然とした甲野と、その親友の…